CLOSE
NEWS

1970年代生まれのあのキュートなマグは、令和の日本人にどう映る? バスハウス3店舗を巡回する、マグのツアーイベントが開催されます。

オブジェのようでもありおもちゃのようでもあるこのマグ、きっとだれもがいちどは見たことがあるはず。でも製作者を知っているひとは、意外に少ないのではないでしょうか。

答えはロサンゼルスのスタジオ「エコパーク・ポッテリー」です。彼らの素性については記事の後半にまわすとして、このマグが100点並ぶイベントが開催されるので、まずはその概要から。

主催するのは、兼ねてからこのマグに魅了されているという「スイムスーツ・デパートメント」が運営するショップ「バスハウス」です。

名古屋、太宰府、渋谷と3店舗を構える同店ですが、今回のイベントはその全店舗を巡回。5月末から7月中旬にかけて、まるでバンドのツアーのようにマグを引っ提げてイベントを行います。

そろそろ製作者のお話を。

「エコパーク・ポッテリー」はロサンゼルス生まれのアーティストであるピーター・シャイアーが1972年に設立したスタジオです。幾何学をコラージュしたような形や、色鮮やかな釉薬を掛けた作品を多く手がけていて、ユーザーの日常に刺激を与えつつ、魅惑的な雰囲気を放ちます。

とくに設立初期の1970年代から制作しているマグは、造形や意匠のコンセプトは当時と変わることなく、スタジオの代名詞のような存在となっています。持ちやすさくスタッキングも可能と、インパクトのある見た目でありながら機能性にも長けています。

ちなみに笑顔が素敵な写真の男性は、スタジオの代表ピーター。彼は1980年代イタリアのポストモダンの代表的なデザインチーム「メンフィス」のメンバーの中で唯一のアメリカ人でした。

メンフィスでの活動を機に、家具や大型の彫刻、インテリア、パブリックアートなど制作の幅が拡大していき、以降は金属や木、紙などといった素材を用いた作品を手掛けていくことに。そんな活動の中でも、「エコパーク・ポッテリー」での作陶は彼の物づくりの中心にあったそうです。

知ってるようで知らなかったマグの話を並べましたが、やはり実際に見るのがいちばんいい! ということでお近くの店舗にぜひ足をお運びください。

INFORMATION

EXPX100 BATHHOUSE TOUR 2022

#01
会場:BATHHOUSE NAGOYA
期間:2022年5月27日(金)〜6月6日(月)
住所:愛知県名古屋市西区天塚町1-108-1
電話:052-522-3557
営業時間:11:00~19:00
公式インスタグラム

#02
会場:BATHHOUSE DAZAIFU
期間:2022年6月17日(金)〜6月27日(月)
住所:福岡県太宰府市宰府2-7-6 ALBICOCCA
電話:092-720-1255
営業時間:11:00~18:00
公式インスタグラム

#03
BATHHOUSE SHIBUYA
期間:2022年7月8日(金)〜7月18日(月)
住所:東京都渋谷区神宮前3-36-26 ヴィラ内川#202
電話:03-6804-6288
営業時間:13:00~18:00
公式インスタグラム

スイムスーツ・デパートメント公式サイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS

関連記事#Swimsuit Department

もっと見る