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連載「憧れの逸品」No.258 “The Newest Classic” なセイコーの王。

「キングセイコー」がおよそ半世紀の時を経て復活した。

「キングセイコー」は「グランドセイコー」と共に〈セイコー(SEIKO)〉の黄金期を築いた、テクノロジー、デザイン、そしてコストパフォーマンスを高度な次元で融合させた一本である。

土台となったのはKSKの名で親しまれた2代目の「キングセイコー」。防水性能と秒針規制装置(秒針を止めて時刻が合わせられる機能)を新たに加えたKSKはその後の「キングセイコー」のみならず、高級腕時計のロールモデルとなった。

無駄のないダイヤルレイアウト、エッジを際立たせたケーススタイリング、ボックス型のガラス形状などが好例だが、KSKはデザイン面においてもロールモデルといっていい存在だった。

復活したキングセイコーはヘリテージを受け継ぎつつ、現代の技術で進化の針を50年分、進めている。ケースとバンドを繋ぐ、かん足を際立たせたスタイリング、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせ、シャープさが増したケース、低重心化が図られた内面無反射コーティングを施したボックス型のサファイアガラス――“The Newest Classic” と胸を張るのももっともな一本が完成した。

キャリバーは約70時間のロングリザーブ性能を備える「6R31」。あえてカレンダー機能を省くことでオリジンの端正な面構えを守った。

ダイヤルカラーは全部で5つ。オリジンのシルバーに加え、メタリックグレー、チャコールグレー、ブラウン、レッドがラインナップされた。掲載モデルはチャコールグレー。放射仕上げが施されたそのダイヤルは腕元にノーブルな気配を漂わせる。

7月8日(金)には世界限定1,700本となる限定モデルが登場する。ダイヤルをシャンパンシルバー、インデックスと針、そして裏蓋のブランドマークをイエローゴールドカラーで染めたボディはまさに限定モデルに相応しい。ストラップはクロコダイルレザー。

搭載したキャリバーは「6L35」。現行機種最薄のキャリバーだ。自動巻ながら手巻きのオリジンにあと0.5ミリメートルのところまで迫る、ケース厚11.4ミリメートルに収めた。



SDKS005
CASE : STAINLESS STEEL, 37mm
THICKNESS : 12.1mm
MECHANISM : AUTOMATIC WINDING
POWER RESERVE : 70 HOURS
WATERPROOFNESS : 10 BAR
PRICE : ¥198,000




SDKA003
CASE : STAINLESS STEEL, 38.1mm
THICKNESS : 11.4mm
MECHANISM : AUTOMATIC WINDING
POWER RESERVE : 45 HOURS
WATERPROOFNESS : 5 BAR
PRICE : ¥385,000

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

セイコーウオッチ(株) お客様相談室

電話:0120-061-012
オフィシャルサイト

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