女性らしからぬ!? シンプルダイアリーのお手本。

クリス ヴァン アッシュ(KRIS VAN ASSCHE)〉に〈ナイキ(NIKE)〉、〈ユニクロ(UNIQLO)〉や〈リック・オウエンス(RICK OWENS)〉など、国内外の錚々たるブランドのPR業務を請け負うプレッドPR。そのディレクターを務めるのが松沼リナさん。ご覧の通りの美貌を誇る彼女の手帳にどんな秘密が隠されているのか?! オトコなら気にならないわけがアリマセン! 
「かなり殺風景ですよ。日記的なことも書かないし、色も使わない、要件を端的に書いているだけ。しかも、プライベートのスケジュールはiPhoneで管理しているので、仕事のことばかりですからね。手帳自体もビジネスマン向けのものですし......」。

過度な期待をしたコチラが間違っていました......。というわけで、3つのポイントから松沼流「ビジネス向け」手帳活用術を紐解いていきます!

松沼リナ
モデルとして活動後、ロンドン留学を経て、現在はプレッドPRのディレクターを務める。国内外のコレクションブランド、ショップのプロモーション、メディアプランニングなどを手がけ、幅広い分野で活躍。
www.predpr.com

「あえて細かく書かないようにしているんです。用件は頭で把握しているので、時間と場所だけ忘れないように記入する」。

「重要なことだけ下部のメモスペースに書き込んで、照らし合わせながら頭を整理しています」。

仕事柄、約束事の多い松沼さんならではの整理術、とても参考になります。

「色を使うと、そのルールを決めないといけないので、黒一色です」。潔いっ!
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長年愛用しているのが見開き1週間の構成。「先のスケジュールに対して、今どう動くのか。余裕を持って考えられるんですよね」。

「この一冊で完結させたいので、後半にメモスペースがあるものを選ぶようにしています。日付と議題で区切りをつけて、ひたすら書き込んでいく」。

「正直、かなり汚く書いているので。お見せできるようなものではないのですが......」。

と謙遜していますが、要点が一目で把握できるよう、括弧や罫線、囲いなどを巧みに使い綺麗にまとめられています。
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メディアに対する戦略やブランド、ショップのプロモーションの方向性など、様々なキーワードを書き込み、答えを導き出していく。

左は数年前の〈クオバディス(QUO VADIS)〉、中央が昨年の〈ロイヒトトゥルム1917(LEUCHTTURM1917)〉、右は現在使用している〈高橋書店〉の手帳。

「年々、洒落っ気が無くなっていますね......。ただ、手帳はビジネスシーンで使う物。ステッカー1つでクライアントの方に変な誤解を与えてしまうこともあるのかなと」。

なるほど。手帳は「見る」だけでなく「見られる」ものなんですね。勉強になります。
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高橋書店の手帳は書店のキャンペーンでゲット。「海外のも格好良いんですが、日本の祝日に対応していなかったりするので」。

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