床屋の映画 - What else is new?（山田陵太）

コーエン兄弟の"バーバー"。
（原題は"the man who wasn't there"。しかし邦題って必要なんですかね？？）
コーエン作品の隙の無い緻密さ、やはり好みです。

時代物の映画の場合、どうしても着ている服に目が行ってしまう。
この映画は床屋が主人公なので必然的にヘアスタイルにも。

冒頭で子供の髪型のパターンについて触れるシーンがある。
フラット・トップ、アイビー、クルー、ヴァンガード、コンツアー、ハイ・コンツアー...
１９４９年当時のアメリカで主流だったヘアスタイルがサラッと紹介される。
（DVDのジャケットにも使われてる）

近年の流行とかなりリンクしてますね。
ヘア・メイクさんは必見ですね。。

床屋と言えばキューブリックの"フルメタル・ジャケット"の冒頭。
若者が"hello vietnam"をBGMに次々と丸刈りにされていくあのシーン。