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FENDI

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2013.08.16

FENDI

極限状態の中で果敢に挑戦し続けることこそ、人間的なニーズであると考えます。—シルヴィア・フェンディ

クリエイティブ・ディレクターのシルヴィア・フェンディによる2013-2014年秋冬コレクションは、「大航海」をテーマに発表されました。

ストーリーの主人公は、襲いかかる自然の猛威に立ち向かう勇敢な男性。一面の氷河、吹きすさぶ風、心踊るアドべンチャー、再考のアウトドア、ここで必要なのが防寒着。

フラットな印象を荒々しいファブリック使い。それが、身体と外界を遮断するレイヤーをもたらします。霜で覆われたような厚みのあるニット、針縫いフェルトのシャーリングは、まるで表面を引っ掻いたか、ミックスニットのような仕上がりです。仕事着という思いにかられるのは、ネックのパッティングや取り外しのできる着るとの裏地立て襟などの実用的なディティールのおかげでしょう。異素材融合した重厚感のあるアウターウェアは、スリムに仕立てることによりバランスを取っています。何層にも重ねることが相乗効果を生み出すのです。

なかでも特に印象的なファブリックは、ニードルパンチ加工の後、さらにコーティングと二重のプリントを施したもの。複数のファブリックを融合し、複雑かつ肉厚に仕上げることにより、厳しい条件下でのサバイバルを可能にします。また、海の男たちの防水コートを彷彿とさせるオーバーサイズのフーデッドジャケットは、オイルドレザーとフェルトをニードルパンチ加工によって一体化させました。男性的な勇ましさがありながらも上品なスーツには、ツートーンのウールジャカードが幾何学模様を描きます。また、シャツにもリズミカルなプリントが施されています。

ウールパレットは、自然からインスピレーションを得ました。土や石、氷、岩、霧などの色彩が、コレクションの移り変わりとともにアウトドア・スピリットを映し出しています。豊富なアクセサリーのラインナップに含まれるのはサッチェル風のリュック、ビーバーのファーとレザーを融合させたチロリアン・ブーツ、主張し過ぎない「ダブルF」ロゴが新鮮な印象のマフラーなど。これらの小物使いが北極のような極寒でのサバイバルを盛り立てます。

ミラノコレクションでは、イギリス出身のエレクトロニック・コンポーザーのマシュー・ハーバートが旅立つ彼の足取りをマーチサウンドで応援。

万全の防寒をして、霧の大海原を越えて行く勇敢な放浪者である彼は、今旅立ちます。


フェンディ(FENDI)
www.fendi.com/jp/ja

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