The Nucleus of WISM. WISMの核となるアイテムを一気に紹介！ - page2 - FASHION FEATURE

―では、続いてドメスティックですが。まずは〈ホワイトマウンテニアリング〉から聞かせてください。

市之瀬：国内のブランドで軸になるものが欲しかったから。〈ホワイトマウンテニアリング〉はコレクション性もあって、同世代の他のブランドとは一線を画す存在感もある。毎シーズン、テーマはあるにせよ、ブレることはないし。年代的にも、店の核として１番ハマると思ってる。

野田：WISMはオリジナルがないから、国内で同じような価値観を持っているブランドは必ずあった方が良いと思ってるし。１番ボリュームをつけてるブランドであることは、確かです。

市之瀬：物にはこだわってると思うブランドだと思ってます。やんちゃな感じから、きちんとした物作りに昇華してて。ただ、こういうテイストなアイテムの中に、女性モチーフのプリントTみたいなのが混じって展開している感じが嫌いじゃないから、買い付けています。

野田：ありそうでない、いい雰囲気のシャツを作ってると思います。普段は襟付きのアイテムを着ないようなコたちが着てても変じゃない、ストリートにも受け入れられるシャツを作っているところが良いですよね。

市之瀬：目の着けどころが良いのは、もう昔からですよね。

野田：普通の人でも、1枚取り入れたらお洒落に見せられるパワーを持ってるブランド。全身お洒落にしなくても、持ってる服に合わせることでお洒落な感じに仕上がる、良い服を作ってると思う。

市之瀬：自分が考えてる、彼ら世代の中で選ぶなら、１番フィットしてると思うかな。

市之瀬：完全な次世代ブランドとして捉えています。30代だけのブランドでは正直シンドいから、次の世代のブランドにも注目はしなくちゃいけなくて。そんな中で１番輝いてる気がしますね。自分たちにとって、その良さが分かるか分からないかギリギリの存在っていうのも良いと思ってます。このブランドが同じ世代にどう評価されていくのかも見てみたいし。その動きがヒントになるとも思いますから。

市之瀬：紹介されたんですが、じつはメンズを展開しているのを知らなくて。見る前までのイメージでは尖ってる雰囲気なのかと思ってましたが、見てみたらベーシックなアイテムに、"らしさ"を加えてる感じが良くて。こういう雰囲気の国内ブランドって、店には必要だなって思って、店の姿勢を見せる上でも重要だと思っています。