WISM 8.24 Grand Open! WISMが遂にグランドオープンします。
2012.08.22
プレオープンするとともにマーケットを席巻。すでに注目ショップのひとつになっている「WISM（ウィズム）」が、8月24日（金）遂にグランドオープンします。春夏はシーズン途中でのオープンとなったため、ファッションアイテムのラインナップは揃っていませんでしたが、2012年秋冬は相当充実してくる模様。そこで今回は、レセプションに出すBBQの仕込みで大忙しな市之瀬・野田両氏にインタビューを敢行。プレオープンから今までと、これからについてを語って頂きました。前後編でお届けする2部構成企画の第1弾スタートです！
Photo_Wataru Yoneda
Design_nakamuragraph
Edit_Ryutaro Yanaka
―4月末にプレオープンして、約4ヶ月が経ちますが、いかがですか？
野田晋作氏（敬称略／以下野田）：ほとんど告知することが出来なかったわりには、たくさんのお客さまに来ていただいています。プレオープン時はフイナムにしか掲載されていなく、他の媒体は5月の末くらいから掲載して頂いたんですが、初速から反応も良く売れましたね。
市之瀬智博氏（敬称略／以下市之瀬）：変な言い方ですが、想像していたより良かったです。
―グランドオープンまでは、しのぎながらを予想していたのに？
市之瀬：そう。キャットストリートにあんなに人がいるとも思っていなかったし。
―マーケットの市之瀬氏に対する期待的なものを差し引いても良かった？
野田：良かった良かった。
市之瀬：市之瀬期待値なんてねぇよ。
―いや、「何かやらかしてくれるんじゃないか」という期待値は絶対にありますよ。
野田：ドイツ人アーティストが作ってる人形が2ヶ月くらいで300〜400個売れたり。〈ヘザー グレー ウォール×マーク・マクナイリー（Heather Grey Wall×Mark McNairy）〉に別注したTシャツも同じくらい売れてます。
市之瀬：全般的に売れてるから本当にありがたい。
野田：店としての信頼度があるのは嬉しい。あと予想以上に植物が売れていますね。
市之瀬：月一補充の予定だったのに、足りなくて毎週補充してますから。
―ポジティブな予想外の展開が起きてるわけですね。
野田：はい。食器やグラスも良い動きを見せてるし、あのペン立てなんかも100単位で売れてる。
―ギター型のハエ叩きも一週間で完売したそうですしね。
市之瀬：現物で買ってきたキーホルダーやピンバッヂなんて、オレは正直「そんなには売れねぇ」って思ってたけど、かなり売れてるし。
野田：オレが買い付けてるときも「何、このガラクタ」ぐらいに見てたしね（笑）。
―でも、そのバランスが2人でやってる意味ってことなんでしょうね。
野田：洋服と雑貨っていう、今まで違うテンションだった物がひとつのショップで表現できて、意外に納まり良く表現出来てる。
―キース・ヘリングの掃除グッズなんていうのも、店の世界観に合っていますしね。逆に、算段してたほど結果が出なかった物はありますか？
市之瀬：もちろん、ありますよ。想像以上に動かなかったアイテムも。なんなら、追加する気でいたのに...（苦笑）。
野田：でも、思ってたほどはありませんでしたね。
市之瀬：あと、太いデニムは思ったよりは動いてないかな。細いのは、どんどん消化しているのに。
―それは意外ですね。市之瀬氏と言えば、太いデニムだったのに。
市之瀬：自分の趣味も若干変わってきた気もするし。一緒に買い付けてると「太いの多いんじゃない？」って言われるし、だから今は太いのが挿しのアイテムになってる。
―その辺が面白がられているのかもですね。見ていて客層も良いですし、みなさん買い物している印象があります。リアルな中で凄くカッコいいことが出来つつあるのではないでしょうか。
野田：それは本当にありがたい。いいお客様が多いから「ダサいことは出来ないな」っていう緊張感もありますけどね。
市之瀬：店として受け入れて貰えてる感じはします。何かのブランドを求めての入店ではなくて。
次のページでは「WISMのこれから」について聞いていきます。