A Conversation With. Ryota Nozaki [Jazztronik] × Mitsuaki Nakano
2012.11.30
-ちなみに中野さんから野崎さんへのお題的なものはあったのですか?
中野: バーニーズ ニューヨークのクリスマスプレゼントなので「クリスマスに相応しい曲を」ということだけです。
-音に関しては野崎さんにお任せすると?
中野: もちろん。絶対的な信頼でおまかせしました。
野崎: 店舗には何度も行ったことがあるので、ピチピチした若者って感じではなく、大人なイメージは持ってましたね。ただ自分のアルバムでも、こんなにジャズっぽいの弾かないですね。
中野: それはファンとしては嬉しいです。
-着想から着地までは悩まずに完成したと?
野崎: そうですね、自分の好きなバージョンに仕上りました。ちなみに、これって誰が貰えるの?
中野: こんな良いCDが完成したので、バーニーズ ニューヨークの各店で33,000円以上購入頂いた方に先着でプレゼントすることに決定しました。11月30日からスタートで、クリスマスまでですが無くなり次第終了します。
野崎: クリスマスワルツの様なシンプルな曲って、メロディーは世の中に出尽くしてしまっていて、じつは難しいんです。探せば似たような曲はあるとは思いますが、今回の曲は単純なメロディーですが、自分では今まで聞いたことがない曲に仕上がったので、弾いてみたいという方のために楽譜作ろうかな、と思っています。装丁も絵を描ける方に頼んで作ろうかと思っています。
-それは良い試みですね。
野崎: でも、それもバーニーズ ニューヨークからの依頼があったからで。お客さんにこういうCDが届けられるのは良かったですね。
-また機会があれば、やってみたいですか?
野崎: そうですね。僕はどっちかというと職人的な考え方なので、オファーを受けて曲を作るようなこともやりたいんです。それはプロデュース業とは異なる感じで、ショップから依頼されて作ったりしたいです。
-色々なショップが音楽も発信するようになったら良いですよね。
野崎: それって凄く贅沢ですが、その贅沢は人の気持ちを豊かにしますし。音楽が宙ぶらりんであるというよりは、誰かからの提案で音楽が生まれて、ここにはその音楽がありますっていうカタチっていうのが増えてくると思いますよね。
中野: そこは、こだわりたいですよね。
野崎: ただ音楽は、演奏だとかどうしても人件費がかかるので、足かせにはなりますよね。ただそこはバーニーズ ニューヨーク辺りが突破口を(笑)。
中野: 頑張ります。楽しいことをやってお客様に喜んでいただくことが第一ですから。
-期待しています! 今日はありがとうございました。
11月30日からスタートするプレゼント、瞬く間に姿を消してしまいそうですから、ぜひお早めに!