Fashion Lifehack あなたのファッションIQを押し上げるライフハック情報 vol.01 ~ボタンの付けかた~
2013.07.25
アイテムによって使う糸を変えましょう。
アイテムによって番手を変えるのがベスト。番手とは糸の太さを表す単位で、一定重さ当たりの長さのことです。数字が小さいほど太く大きいほど細い、要は20番手の方が50番手よりも太いということです。ちなみに太い糸を太番手、細い糸を細番手とも言います。
左から50番手、30番手、20番手。それこそ昔はコットン100%の綿糸が大半でしたが、近年は化学繊維の発達もあり、より強度の増したポリエステルの糸がほとんどです。
以上のことを踏まえて、シャツ、ジャケット、アウターの3つで比較してみました。参考までに、糸の色は元々付いていた糸の色を踏襲するのがベター。
以上のことを踏まえて、シャツ、ジャケット、アウターの3つで比較してみました。参考までに、糸の色は元々付いていた糸の色を踏襲するのがベター。
シャツは一般的に40番手で付けるのが理想的。写真は左が30番手、右が50番手で縫い付けたものです。右の方がスッキリ見えますよね? 生地感に糸の番手を揃えるように心掛けましょう。
テーラードジャケットは"より美しく"をモットーに。糸は30番手が良好。大事なのは、シャツのように一枚ではなく二枚張りになっているので、表地だけを摘んで縫い始めることです。最後の一針だけは裏地を通して、必ず表地で玉止めを。
アウターはひと手間が大切です。まずシャツやテーラードジャケットと違って生地が厚いので、選ぶ糸は20番手以下が賢明かと。それから、出来る限り力ボタンを付けましょう。力ボタンとは裏から補強するために付けるボタンのことで、表のボタンと一緒に縫います。