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hobo at BEAUTY&YOUTH. その思いを朝倉・青谷両氏に訊く。

2012.05.14

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実用性はもちろん、デザインや加工にもこだわったバッグや小物、さらには装飾的なアクセサリーやフットウェアに至るまでを展開する〈hobo〉。そんな〈hobo〉の魅力に惹かれたビューティ&ユ-スが、5月15日より渋谷公園通り店にてインスタレーションを実施するとともに、「No.6 Canvas」シリーズに色別注をかけたエクスクルーシブなアイテムもラインナップ。そこでフイナムは、〈hobo〉デザイナー朝倉・BEAUTY&YOUTHバイヤー青谷両氏に、このインスタレーションに込めた思いを伺ってきました。これ読むと、別注バッグ欲しくなりますよ!

Photo_Yuya Wada
Edit_Ryutaro Yanaka

別注でこそ活きるモノを。

―ビューティ&ユ-ス渋谷公園通り店にて、インスタレーションを実施することになった経緯を教えてください。

青谷克也 [ビューティ&ユ-ス バイヤー](敬称略/以下青谷):各シーズン、推していく数ブランドを選定するんですが、今まではカバンやアクセサリー小物に特化したブランドっていうのがなかったんです。そんな中、〈hobo〉は取り扱いをスタートさせて2シーズン目になるのですが、よりビューティ&ユ-ス内での認知度を高め、なおかつ、お客様に商品の良さを理解して頂こうと、打ち出しをお願いすることにしました。

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―朝倉さんはお話をいただいて、いかがでしたか?

朝倉秀樹[hobo デザイナー](敬称略/以下朝倉):昨季から展開し、試行錯誤しながら意見の交換をして、ビューティ&ユ-スの中で認知度を高めていくために「何かやりたいね」とはお互いに話もしていたんです。それで今回、この話をいただきまして、気合いが入りましたね。

―別注品を仕込んでいるとのことですが、どういったモノを?

朝倉:楕円底になったキャンバスのトートバッグとショルダーバッグの2型です。どちらも通常のモデルと異なったカラーリングで、それぞれ2色、計4種類作りました。それに加えて、通常モデル2種類も追加で展開していただきます。

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―別注のアイデアは?

朝倉:今季、〈hobo〉で展開しているバッグのカラーは割りと落ち着いていて。そんな中、2人の間で整ったのは「マスタードってイイよね」って。ナチュラルカラーにマスタードのラインを入れているんですが、普段の僕だとやらない色なんです。だからこそ別注で活きてくるのかなと。

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青谷:それに加えて、オリーブカラーにブラックのライン。既存のラインがナチュラルなので、1色はテンションの異なったものを取り入れたかったのと、ビューティ&ユ-スはブラックがイメージカラーになっているので、別注ではブラックベースのアイテムをお願いすることが多いんです。

朝倉:今までは、ハンドルをブラックレザーにしていなかったので。

〈hobo〉Washed Canvas No.6 Big Tool Bag ¥22,890

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〈hobo〉Washed Canvas No.6 Mini Messenger Bag ¥16,590

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―それは、何か理由があるのですか?

朝倉:ブラックも使い込むほどに経年変化するんですが、ナチュラルはより変化します。あと、ブランドとしてハンドルはナチュラルなライトブラウン推したかったっていうのもありましたね。もちろんブラックやチョコレートブラウンもストックしていましたが、後で使おうくらいに考えていました。

青谷:ライトブラウンの色めは、キレイですからね。これが売れたポイントにもなっていると思いますよ。使い込むと良い色に変化するので。

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朝倉:手の油が入ったりで、色が日々変化していきます。それと、キャンバスって味出しするとなると洗いをかける場合が多いんですが、これは水を通してないんです。それでもアタリを出すことができる技術を駆使して、雰囲気を出しているのが特徴です。その辺の風合いの出し方を日々職人と話し合って、作り込みをしています。

次のページへ。まだまだ、深い話が続きます。

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