hobo at BEAUTY&YOUTH. その思いを朝倉・青谷両氏に訊く。
2012.05.14
―ちなみに、こちらのモデルを選んだ理由は?
青谷:とにかく売れ行きが良いんですよ。展示会でオーダーしたものを5店舗で展開していたんですけれど、各店から売り切れたので追加で欲しいというリクエストがありまして、今このモデルは20店舗で展開しているんです。正直、ビューティ&ユ-スで2万円超えるバッグが追加を求められる程売れるっていうのは稀ですし、予想外でした。そう考えると、ビューティ&ユ-スのお客様と最もマッチするアイテムだと考えています。ちなみに、女性が購入していくパターンも多いんですよ。
―女性が持っていてもカワイイですよね。となると、これを機にさらに知名度が上がっていきそうですね。
青谷:そうですね。今、スタッフの間でも〈hobo〉に対する期待感も高まっていますし、オリジナルが拡充していく中で、こういった仕入れでイメージを保てるブランドっていうのをバイヤーとしては大事にしていきたいと考えています。
―セレクトショップは、そうあって欲しいです。
朝倉:話が戻りますが、最近は大きめのトートバッグがよく売れるようになっているのも、このモデルを選んだ理由です。
青谷:そうですね。逆にボディバッグのようなバッグは落ち着いてきている気がしますし。
―以前はバリエーションでバッグを持っていましたけど、今ってシーンでバッグを変えるっていう感覚があまりなくなっているかもしれませんね。だから、1個で納まる大きめトートに人気が集中しているじゃないですか。
朝倉:それだと困るんですけどね...(笑)。
―ちなみに、インスタレーション開催時は朝倉さんも店頭に立ちますか?
朝倉:立ってみたいなとは思っています。毎日は難しいですが、協力できる範囲で極力頑張ります。
―会場作りのイメージは、出来上がっているんですか?
朝倉:はい。〈hobo〉らしい、カタログで作り込んでいるような空間にしていきたいと思っています。レザーを取り入れたり、木と真鍮や、キャンバスを上手く組み合わせたいと考えていますが、実際に現場で置いていってみて作り上げていくことにはなりそうです。ただ、やっぱり悩みますよね...。
青谷:朝倉さんが考える「〈hobo〉とは」をシンプルに形作っていただければ、良いと思いますよ。
朝倉:頑張ります(笑)。
―是非。今回のスペースは、いつもの地下1階ですか?
青谷:そうですね。地下降りて左側の空間と、そこに続く階段の壁面とかエントランス付近で考えています。初見の方でも興味を持ってもらえるような導線は作りたいと思っています。
―実際に、どんな空間に仕上がるのか楽しみです。
さて、いよいよ5月15日から2週間、ビューティ&ユ-ス渋谷公園通りにて開催される〈hobo〉のインスタレーション。別注品への注目はもちろんですが、デザイナーの朝倉氏が、店内にどんな空間を作り上げるのか興味がわきますね。ぜひ開催期間内に渋谷を訪れ、〈hobo〉が創り出す空間を堪能してみてください。