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マスターピースがジャパンメイドにこだわる理由。

2011.10.21

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〈BASE OSAKA〉が作るもの・遺すもの。

―工場を見ると若い方たちが多く働いている印象なのですが。

富士松:将来の職人を育成する取り組みとして、若い方にどんどん働いていただいています。バッグ作りに興味がある若者は実は多いのですが、他の工場だと大体が経験者のみ募集で、雇用の機会が少ないんですね。ここ〈BASE OSAKA〉では意志のある方には入ったその日から、ミシンを踏んで、ハサミを持ってもらいます。中には〈master-piece〉のショップスタッフから転職して、工場で働いているスタッフもいます。ベテランの職人さんたちも多いので、技術やもの作りに対する姿勢までしっかりと学んでもらいます。

野村:親子で働いている方もいます。私も長年いろんな工場を見ていますがこんなに和気あいあいとしながら、一丸となってバッグ作りをしているメーカーは他に類を見ないのではないでしょうか。

富士松:基本的に18時15分に終業なのですが、若いスタッフは積極的にベテランの先輩方に型紙の作り方を教わったり、余った革で携帯ストラップを作ったりと楽しく勉強しているみたいですね。

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ベテランスタッフと若手スタッフ達。終始和やかなムードでした。

―最後に、今後の展望を教えてください。

富士松:〈master-piece〉のバッグはここ〈BASE OSAKA〉の職人をはじめ、さまざまな方たちのおかげで作られています。そんなジャパンメイドを掲げた私たちのバッグが世界に羽ばたくように、デザインと機能性を追求することをやめず、新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。

野村:「BASE OSAKA」もどんどん発展していって「あそこで作りたい」「あそこで働きたい」と思えるような工場になっていきたいと思います。今働いている若手がいつかベテランの職人になり、次世代の職人を育てていけるよう、技術の伝承をしっかりとしていきたいですね。

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