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Talking With SKOLOCT スコロクトとの語らい。

2014.05.14

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東京・原宿生まれの摩訶不思議な生命体、スコロクト。さまざまなイベント出演に加え、〈ステューシー〉や〈ヒステリックグラマー〉といった錚々たるブランドとのコラボレーションを行ってはいるものの、まだまだ謎の多い生き物であることは事実。そんなスコロクトが、〈ビリオネア・ボーイズ・クラブ〉とのコラボレーションに伴いインタビューに応えてくれるという。一体、スコロクトとは何者なのか。またとないこの機会に直撃取材を敢行しました。

Photo_Shin Hamada
Interview_Taishi Hikone
Edit_Hiroshi Yamamoto

スコロクトという生き物の正体とは。
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ーまずはスコロクトとは何者なのか教えてください

スコロクト:スコロクトはスコロクトだよ。他の誰でも、何でもなく、スコロクトという生き物。東京の原宿で生まれ、今は旅の途中なんだ。

ー名前の由来は?

スコロクト:生まれたときからそう呼ばれていたから、僕もよく知らないんだ。きっと意味なんて無いんだと思う。でも"スコロクト"って、とても響きが良いでしょう? 僕自身、この語呂の良さをとても気に入っているんだ。

ー大きな耳やギョロリとした目玉は生まれたときから?

スコロクト:僕の生まれた原宿という場所は、生活をしているだけでいろんな雑音が入ってきてしまうんだ。喜ばしいこともあれば、悲しいこともあるし、綺麗なこともあれば、汚いこともある。人間社会の難しさに直面するたびに、僕は自分の形を変えることで社会に対応してきたのかもしれないね。

ー「本当の言葉を聞き分ける大きな耳。本当の夢を見るための大きなギョロリ目玉。どんな物でも食べてしまう大きな口。そして"にせもの"を引き裂くための三本の爪」という噂もあります。

スコロクト:それは正しくもあり、間違いともいえるかな。ただ単に感情に実直なだけなんだ。だからこそ、いろんな感情が渦巻く原宿をあとにして、旅に出ることにしたんだよ。"本当のこと"を探すために。

ー旅の成果はありましたか?

スコロクト:もちろん。さまざまな人との出会いが、イベント出演へと繋がり、ブランドとのコラボレーションににも繋がった。最近では"スコウッド"名義で積み木に興じることだってあるんだよ。

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〈ビリオネア・ボーイズ・クラブ〉との協業について。

ー人との出会いが着実に形になってきたわけですね。今度はファレル・ウィリアムスが率いる〈ビリオネア・ボーイズ・クラブ〉とコラボレーションしたそうですが。

スコロクト:僕自身はファレルと親交があるわけではないんだけど、友人を介してオファーをいただいたんだ。その友人が僕のことを紹介してくれていたみたいで。これもまた人との出会いが作った縁だよね。

ーファレルに関してはどんな印象をお持ちですか?

スコロクト:彼は世界に通じる気持ちの良い物作りをできる人間の1人だと思う。そんな彼と同じ土俵で物作りをできるのは、とても楽しい体験だったよ。

ーブランドの象徴とも言えるロゴをアレンジされています。しかも、日本語で発音の異なる「びびし」とまで書いてある。ある意味、アンタッチャブルな部分に踏み込んだスコロクトの凄さと、このデザインを許容する〈ビリオネア・ボーイズ・クラブ〉の懐の深さも同時に感じました。

スコロクト:これが僕の素直な気持ちなんだ。一旦、頭を空っぽにして〈ビリオネア・ボーイズ・クラブ〉のことだけを感じながら出てきたのが"びびし"という言葉であり、ロゴのアレンジだったんだ。

ーこのコレクションの発表に伴って〈ビリオネア・ボーイズ・クラブ〉の店舗ではエキシビションが行われています。

スコロクト:僕も初日には足を運んで、来場者と楽しいひとときを過ごしたよ。こういった機会は新しい出会いに繋がるからね。有機的な出会いの連鎖のおかげで今のスコロクトがある、そのことを僕自身が一番感じたんじゃないかな。

ーとはいえ、スコロクトの旅はまだまだ続くわけですよね?

スコロクト:もちろんだよ! "本当のこと"というのはとても複雑に絡み合った現実の奥深くにある。それ自体はとても単純で直感的ではあるけれど、絡み合った糸をほどく作業は簡単にはいかない。だから僕は、"本当のこと"をつかみ取るためにも、これからもてくてくと歩きながら旅を続けなければいけないんだ。

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「ビリオネア・ボーイズ・クラブ 東京」の店頭に展示された原画。なかには未済用の作品もある。
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5月3日(土)に行われた「SKOLOCT Meet and Greet」のために制作した作品。
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Billionaire Boys Club TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前4-25-1 ライサ1F-C
電話:03-5770-0018
www.billionaireboysclub.jp

SKOLOCT
www.skoloct.com

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