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HERITAGE&INNOVATION ティンバーランドがイエローブーツと歩んだ40年、そして...。

2013.10.25

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PHASE 2 Anniversary Event
〈ティンバーランド〉のイエローブーツ40周年記念イベントは、新しい文化やスタイルが発信されるエリアとして注目を集める、ブルックリンのウィリアムズバーグにある「villain」にて行われました。19世紀にテキスタイルの倉庫だった場所を改装したイベントスペースで、雰囲気は抜群。その様子を駆け足でご紹介いたします。
ブランドの歴史と未来を表現するハイブリッドなイベント。
会場に入ってまず目を引くのは、新作のコレクション。フットウェア、アパレルともに充実のラインナップです。
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そして、ふと上を見ると、アイコンの「イエローブーツ」が大量にぶらさがっていました! 何ともワイルドで豪快なプレゼンテーションに、訪れた人たちも皆足を止め、スマートフォンをかざしていました。
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しばらくすると、〈ティンバーランド〉のクリエイティブディレクター、クリスと4人のスタイルキュレーターとのパネルディスカッションがスタートしました。
彼らは、〈ティンバーランド〉が内包するオーセンティシティや、ヘリテージを、新しくファンになってくれるだろう人たちに向けてメッセージを発信するのに、よきフィルターとしての役割を果たしてくれるのではと期待している、とのこと。
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左から、〈ティンバーランド〉のグローバルマーケティングヴァイスプレジデントのジム・デーヴィー、ファッションエディターのマシュー・ヘンソン、パーソナルスタイリストのクリスティーン・キャメロン、そして〈ティンバーランド〉のCEO、パトリック・フリスク、フォトグラファーのノア・カリーナ、人気ブロガーのマイケル・ウィリアムズ、最後が〈ティンバーランド〉のシニア グローバル クリエイティブ ディレクター、クリス・パウルズ。
要するに、4人のインフルエンサーと、今の〈ティンバーランド〉を支える超重要人物、ということです。
パネルディスカッションの内容と、彼らがこのイベントのために〈ティンバーランド〉の製品を使ってスタイリングしたコーナーを、まとめてご紹介しましょう。
ファッションエディター
マシュー・ヘンソン(MATTHEW HENSON)
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最新の「アビントン」コレクションを使用したスタイリング。革ジャンや、ハットなどを用いて、男らしくスタイリッシュな世界観を構築しています。

Q.ティンバーランドは過去に様々なブランドやアーティストとコラボレーションを行ってきました。また、音楽はティンバーランドのヘリテージの一つで、HIP HOPや音楽によってブランドは進化してきました。コラボレーションについてどう思いますか?

A. 編集者である自分自身の事を究極のコラボレーターと思っています。また、〈ティンバーランド〉と〈マスターマインド〉のコラボのように、相互の良いアイディアが掛け合わさり、最高のシューズが誕生するのは素晴らしいことだと思います。

Q.40周年を迎える〈ティンバーランド〉のイエローブーツですが、それを記念して過去に展開していたクラシックなモデルも復刻しています。昨今の新しいトレンドの中で、このようなクラシックスタイルはどのような捉えられ方をしていると思いますか?

A. 40周年記念モデルとして展開されている商品は、オリジナルにモダンなテイストを加えたもので、ブランドの進化を表していると思います。イエローブーツの1ファンとして、このブーツがどのように誕生したのが知ることができたのはうれしいことです。

人気ブロガー
マイケル・ウィリアムズ(MICHAEL WILLIAMS)
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〈ティンバーランド〉のフットウェアを使用したクオリティやスタイルへのオマージュを制作。『TAKE IVY』や『THE GENTRY MAN』を並べるなど、知性溢れるプレゼンテーションに。

Q.どのような物や、人、アートなどにインスピレーションを受けますか?

A. 世の中に存在するもの、それがどのように誕生したのか、その歴史背景などにインスピレーションを受けます。たとえば、トレンチコートはどうやって誕生したのか?とか、その理由を探して見つけ出すことにインスピレーションを感じます。

Q.〈ティンバーランド〉にとって、クラフトマンシップやサステナビリティは、大切な要素です。ノスタルジアや伝統的に作られたもの、また、クラフトムーブメントについて、どう考えますか?

A. 私たちは今クラフトムーブメントの最先端であるブルックリンにいます。そのクラフトは、チョコレートからウォッカ、自転車や家具など本当にさまざまものがここで作られています。私はこれらの製品の作品的な価値にとても惹かれています。古くから使われていたものが再利用されたり、ローカルで生まれた製品が、飛行機や船で運ばれることなく、ローカルで販売されるのもとても良いことだと思います。

フォトグラファー
ノア・カリーナ(NOAH KALINA)
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「アースキーパーズ」コレクションを使った、アウトドアヘリテージをプッシュ。花や砂糖!、そしてもちろんカメラと、あとはバックに飾られたfireworksの写真が素敵ですね!

Q.最近は携帯電話のカメラや、「instagram」などを使用して多くの人が簡単に自分の写真を発信/共有しています。このような状況をどう思いますか?

A. 自分はあまり関わりたくはないですが「instagram」のようなSNSには、マーケティングの可能性が多く含まれていると思います。また、実際いろんな人の写真を見ることができて楽しいですし。ただ、自分はプロの写真家なので、そのような手法を真似するつもりはないし、また、そのようなところに自分の写真をアップすることもないと思います。

パーソナルスタイリスト
クリスティーン・キャメロン(CHRISTINE CAMERON)
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〈機能性や環境に優しい素材を使ったスタイリングを披露した、女性で唯一の参加となったクリスティーン。キュートで活動的なスタイルは、〈ティンバーランド〉が思い描く女性像にも近いのでは。

Q.〈ティンバーランド〉は、オーセンティックでありつつ、モダンで身近な要素もとても重要だと考えているのですが、どう思いますか?

A. 〈ティンバーランド〉というブランドについて、多くの人はイエローブーツの印象が強いと思います。私はブロガーやスタイリストとして、〈ティンバーランド〉の商品はイエローブーツだけじゃない、それ以外にも今のトレンドを捉えた商品があることを紹介できます。こういった情報を発信できることが私の仕事の利点だと感じています。

いかがでしたでしょうか? 〈ティンバーランド〉というブランドを外から客観的に捉えた4人の識者たちのコメントは、ブランドへの理解度を深めるのに格好の教材なのではないでしょうか。
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夜もとっぷり暮れてきました。
他、会場内では〈ティンバーランド〉ならではの「革」を使った、ちょっとしたワークショップが行われていたり。
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おそろいの「アースキーパーズ」コレクションを履くスタッフたち。履きこなし方に個性が出ますね。
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〈ティンバーランド〉のシューズを履いている人を、超ローアングルで狙うムービークルー。
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ff_timberland_innovation_sub28.jpg 会場は多くの人で賑わっていました。ケータリングには牡蠣!が出るなど、かなり趣向が凝らされていましたね。
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ff_timberland_innovation_sub30.jpg イベント終盤には、USシューゲイズ・シーンの雄「WILD NOTHING」が登場。迫力のライブを披露してくれました。
というわけで、ブルックリンの夜は更けていったのでした。。。
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