渡辺俊美、ボルサリーノ18.57をかぶる。 - page1 - FASHION FEATURE

もはや、ハットがトレードマークのひとつとなるほど愛好する渡辺俊美氏。ハット姿がカッコ良く、とにかく似合うということで、俊美氏にブランドの本格スタートとなる2013SSコレクションから気になるハットをピックアップして頂きました。

まずは、オーソドックスで汎用性が高いデニムとストロー素材のハット。春先でまだまだ寒さが残っている日は、このくらいの素材感が丁度良い。色を合わせた淡いブルーのニットをラフに合わせ、ボトムスもデニムで統一感のある合わせに。

もう少し暖かくなってきたら、完全に夏のハットスタイルに移行。涼しげで爽やかなホワイトカラーも臆せずピックアップするんだそう。「本当は〈ボルサリーノ〉のパナマも欲しいんだけど、半端なく高額なので...、〈ボルサリーノ18.57〉の誕生は嬉しいです」とのこと。

ナチュラルカラーのハットに、チェックのオープンカラーシャツに合わせるルードなスタイルは、もはやお手の物。「夏のハットは軽くて飛びやすくなるので、ちゃんと髪をセットして、今日みたいなカジュアルスタイルでもキッチリとかぶりたいですね」。

普段はベーシックな色使いでリボンで遊びを効かせたハットをかぶることが多い俊美氏ですが、今回リリースされたパステルカラーのシリーズもお気に入りとのこと。最初のハットとは逆の色合わせで、茄子紺のブルゾンを合わせ、爽やかさを漂わせつつも男っぽい雰囲気にまとめる辺り、さすがです。

最後に夏のハットについて尋ねると、冬の帽子から春夏の帽子にスライドするのは、毎年桜の開花宣言時期。「桜が咲いたよって聞いたら、夏仕様のハットに替えてもいいのかな」と、自分的解禁宣言をするんだそう。ということは今年もいよいよ解禁ですね。

「それから暖かくなるにつれて、パナマの割合が増えて、たまにカンカン帽をかぶったり、いろいろ楽しみます」。先にも語ってくれましたが、どうしても〈ボルサリーノ〉のパナマは高額で手が出しにくかったそうですが、「〈ボルサリーノ18.57〉の誕生で、夏でも〈ボルサリーノ〉を気兼ねなくかぶれるようになるのは嬉しいですね。少しずつ増えそていきそうです」と、〈ボルサリーノ〉ファンらしい素敵なひと言でキレイにまとめてくださいました。