ニューヨークの新ブランド、ティム コペンズが気になります!
トム・ブラウンやアダム キメル、マイケル・バスティアン、そして〈バンド オブ アウトサーダーズ〉のスコット・スタンバーグらの出現で、再び脚光を浴びたアメリカのメンズファッションシーン。
その流れでアメリカン トラディショナルやアメカジなどに注目が集まり、〈J.クルー〉などが勢いを増しましたが、その後、新デザイナーの登場はなく、少し落ち着いた観がありました。しかし、遂に期待の新星が現われました。
そのデザイナーの名は、ティム コペンズ(Tim Coppens)。1975年ベルギー生まれで、アントワープ王立学院を卒業後、ドイツにて〈アディダス(adidas)〉のデザイナーを務めるまでに。2008年からは活躍の場をニューヨークへ移し、〈ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)〉のスポーツライン「アールエルエックス(RLX)」のデザインを担当するという輝かしい経歴を持ちます。
そんな彼が、2011年秋冬からシグネチャーのコレクションラインをスタート。そして2シーズン目となる2012年春夏からは、伊勢丹やバーニーズ ニューヨークなど日本のショップでも買い付けられ、展開が開始されます。
彼のデザインするアイテムの特徴は、ミニマルでシャープなシルエット。ただ、それだけにとどまらずハイテクな素材を取り入れたり、パターンやカッティングなどギミックを駆使して、モダンなデザインの中にテクニカルな面とユニークさを兼ね備えます。もちろん素材も上質で、制作もすべてニューヨークにて行うというこだわりも盛り込まれており、ニューヨークを代表するショールームNEWSに見出され、そして各国の感度が高いファッショニスタからも一目置かれる存在に成長。
今回は、彼らしいギミックが効いた7アイテムをピックアップして、そのポイントとともに紹介していきます。
まずは
バーシティジャケット(スタジャン)タイプのブルゾン。
ポケットのジップにはririを使用しています。¥87,150
続いては
テーラードジャケット。
コードで絞らなければミニマルなテーラード、絞ればスポーティなアウターへと変化する
一粒で二度美味しいジャケットに仕上がっています。¥87,150
そして
カッティングが美しいシャツ。
前身頃は上品なシャツで、袖と後ろ身頃はがリブになったカジュアルなスウェットという、
着こなすのが楽しめそうなシャツです。¥58,800
次は
ホワイトとブルーに切り替えられたシャツ。
パターンワークとカッティングの妙技で、美しいシルエットと新鮮な見え方を提供してくれます。¥27,300
肌触りも抜群な、杢のスウェット。
一見普通ながら、既視感のないディテールが満載です。¥37,800
さまざまな要素をミックスしたパンツ。
裾にジップが付き、開閉することでシルエットも変化し、
バリエーションある穿き方を楽しめます。¥30,450
ジオメトリック柄のショートパンツ。
ウェストがゴムのイージーなタイプのパンツですが、サイドにシンチが付いたり、
ririジップのスラントポケットにしていたり、高度なデザイン。¥30,450
彼の2ndコレクションとなる 2012年春夏は、こちらから。
TIM COPPENS SPRING 12 PRESENTATION from TIM COPPENS on Vimeo.
新宿伊勢丹 メンズインターナショナルクリエーターズ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店メンズ館 2F
電話:03-3352-1111(大代表)
www.isetan.co.jp