自らを再構築した、ホワイトラインの秀逸なクリエイティブが秀逸。
昨シーズンもフイナムで紹介した〈ホワイトライン(WHITE LINE)〉のカタログ。''MADE BASED ON VINTAGE WORKS''(ヴィンテージに基ついた作り)をコンセプトにしながら、とかくそのカタログのクリエイティブの高さに注目してきたわけですが、前回がロンドンなら今回はニューヨークに飛びました。
今回は6人のアーティストと、前回同様街角ハントによるシューティングを敢行。
今シーズンのテーマが「Reconstruction(再構築)」ということで、撮影では過去の〈ホワイトライン〉のTシャツにアーティストたちそれぞれの解釈でリコンストラクション(再構築)してもらい、それらの作品を後日HPにて発表するなど、立体的な動きにも発展しています。
今季18シーズン目を迎えたブランドが、これまでに培ったスキルやアイディアを再度見直し、デザインをはじめ縫製やテキスタイル作成などの得意な部分をベースに再構築し表現するというのは、勇気のいることなのではないでしょうか。
また、ご覧の通り、6人のアーティストを4×5のポラで撮影し、それをポストカードと見立てて実際AIRMAILで日本に送ってもらうという、手の込んだそしてアナログ感の伝わる手法をとっています。
さらに、コラボレーションにミュージシャンでありグラフィックアーティストの「SILENT POETS」の下田法晴氏をゲストに迎え、これらの世界観に上品なツイストを加えています。
いずれにしろ、今回の冊子も素晴らしい内容。ちょっとでも引っかかったら、実際に洋服を見てみてください。
Photographer_Takahiro Otsuji × Takuo Arai
Stylist_Daisuke Hara
Art Design_Jiro Fujita
GROUNDED(グランデッド)
電話:03-3403-5077