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THE REASON. アドミラルを履くべき理由。 Vol.01 BEAMS F 吉田周平

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やりたいからやる、だけではお客さまに伝わらない。

ー今回〈アドミラル〉に別注したアイテムも、クラシックなデザインが光りますね。

吉田:我実はこれ、「PARKLAND」というモデルで比較的新しい品番なんです。古くからあったようなベーシックなデザインでありながらも、サイドの高さが低めに設定されていたり、足の甲にあたるシルエットが平坦になっていたりと、現代的で“アドミラルらしい”個性が際立つ仕様になっている。通常のラインナップではスエードのブラックとホワイト、あと表革のホワイトしかなかったんですが、「是非ネイビーのスエードでやりたい!」という想いがあって、このカラーで別注させてもらいました。

ーネイビーの、しかもスエードでやりたいと思ったのはどうしてなんですか?

吉田:ネイビーがいちばん大人にふさわしいカラーだと思うからです。あとは、デニムや細身のネイビーのパンツ、あとは今シーズン注目の焦げ茶のボトムに合うかなと。スエードというのは、足元で秋冬を表現するのに適した素材ですよね。デニムはもちろん、ウールのボトムなどとも相性がいい。そうした理由からなんです、ネイビーのスエードをチョイスしたのは。

ーなるほど。

吉田:根本にはコート系モデルをやりたかった、というのがあるんです。

ーテニス系のスニーカーが話題ですもんね。

吉田:でも、ただ単にオーセンティックなものをセレクトするだけじゃつまらないし、やりたいからやるというのではお客さまに伝わらないんですよね。なんでやったのか? という背景と、それをやるタイミングがすごく大事だと我々は考えていて。その2つの要素が重なって、今回別注というかたちで発売することができました。

コーディネートは全体になじませるように。
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着用クレジット

ー今日の吉田さんの着こなしは、どんなところがポイントになっていますか?

吉田:今日は軽い色味で合わせて、軽快なイタリアンスタイルを意識しました。キャメルというのは今季のトレンドカラーで、それをジャケットで取り入れているのもポイントです。その合わせとしてインナーに白のタートルニットを選びました。ボトムはあえて淡い色味のデニムを履いて、シューズのカラーとメリハリを出しています。

ーお客さまにはどんなスタイルをおすすめしますか?

吉田:このアイテムを目立たせるというよりは、全体をなじませるようなコーディネートがおすすめです。例えば、全身をネイビーで合わせるなど。その中で、スエードの起毛感が効いてくると思うんです。あとは先程話した通り、パンツの素材を秋冬らしいものにすると着こなしの濃度がグッと上がるので、ぜひチャレンジして欲しいですね。

BEAMS F

東京都渋谷区神宮前3-25-14 1F.2F
電話:03-3470-3946
営業時間:11:00〜20:00