Photo_Kazunobu Yamada
来たる山開きに備えて。
ウエアにボードにとこれまで様々なプロダクトと取り上げてきただけに、気になるアイテムもいくつか出てきたはず。ということで今回は、〈バートン〉製品が最も豊富に揃う「フラッグシップストア」を取り上げる。
ぼちぼち始まる山開きに向けて(北海道の黒岳は11月13日に早くもオープン予定なのだとか!)、必要なものは今のうちに集めておこう。
アジア初の旗艦店。
原宿のキャットストリートに2006年10月に出現した「バートンフラッグシップストア東京」は、アジア初となる路面店。地上2Fから成る店内はウッドを基調としたロッジ風にデザインされており、1Fはハードグッズ、2Fはソフトグッズときれいに棲み分けられている。
店内に入ってまず目に飛び込んでくる、壁面に飾られたアーカイブボードの数々。
古くは1984年に登場したBACKHILLや、今冬リリースされたばかりのTOUGH CATまで、時系列に沿って様々なスノーボードが当時のヴィジュアルと共に展示されている。
ここまで豊富にアーカイブが揃うのは、日本では唯一ここだけなのだとか。
vol.8でお伝えした通り、ファッションブランドとの積極的なコラボレーションも〈バートン〉の特徴のひとつ。写真は〈アンディフィーテッド(UNDEFEATED.)〉と〈アルファ(ALPHA)〉とのトリプルネームコラボで、スノーボードギアではあまり見かけない本格的なミリタリーライクなデザインが男心をくすぐる。ファッション的な感覚をギアに落とし込むセンスはさすが。もちろんアパレルの展開もアリ。
先日発売されたばかりの〈ニューバランス(NEW BALANCE)〉とのコラボコレクションも。
2Fにはメンズウエアを中心に、ウィメンズとキッズラインもフルラインナップする。
本格的なスノーウエアは当然のこと、驚かされるのがアパレルコレクションの豊富さ。注目される〈ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)〉とのコラボラインは、その象徴でもある。
「スノーボードからライフスタイルグッズまでの全てを見れるのは、日本ではここだけです。」と教えてくれたのは、ストアマネージャーの橋本さん。ちなみにスノーボード歴は20年で、愛用するボードは“CUSTOM”。好きなゲレンデは赤倉温泉スキー場とのこと。
橋本さんが言う通り、日本にいながらここまで〈バートン〉の世界観を堪能できるのは同店だけ。
BURTON FLAGSHIP STORE TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前5-17-4 神宮前トーラスビル1F/2F
時間:11:00~20:00/不定休
雪山の情報が集まる長野店。
画像提供_BURTON
国内でもうひとつの路面店があるのが、長野県長野市。多くのゲレンデが集まる日本で随一の都市ならではの、リアルな雪山情報が入手できる。長野を訪れた際は、こちらもぜひチェックを。
BURTON FLAGSHIP STORE NAGANO
住所:長野県長野市屋島2298
電話:026-219-2041
時間:11:00~19:00/水休(6~8月)、11:00~20:00/不定休(9~5月)
せっかくなら本場アメリカの店舗へ。
Photo_Go Tanabe
原宿ストアよりも一足早い2005年10月にオープンした、〈バートン〉初の路面店となるニューヨーク店。
〈プラダ〉や〈グッチ〉のブティックも並ぶマンハッタンのド真ん中に位置している同店は、1フロアながら約130坪という広い店内にハード/ソフトグッズのフルラインナップが揃う上、ファミリーブランドのプロダクトやサーフボードまで並ぶ圧巻の品揃え。
“ヘリテージ”をテーマに、SOHOの街並に馴染むよう建物元来のアイロンストラクチャーを活かしつつ、バーモント州のシュガーハウス(メープルシロップを作るための小屋)をイメージしたウッディな内装を溶け込ませている。
レジ奥には、バーモント州のマンチェスターにオープンした最初のお店で実際に使用していた看板を設置。見慣れないロゴは、1977年のブランドスタート時に使っていたもの。
カスタマーとスタッフの距離が近く、ラフな雰囲気はNYならでは。そんなショップをまとめているのが、2枚目の写真に写るポール。スキンヘッドにタトゥーだらけの強面ながら、優しく笑いかけてくれるナイスガイ。
単に商品が豊富に揃うだけでなく、ブランドの歴史と世界観を十二分に伝えてくれるニューヨーク店。バートンファンにとってのマストアドレスだ。
BURTON FLAGSHIP STORE NEW YORK
住所:106 Spring Street New York, New York 10012
電話:(212)966-8070
本社にもショップを併設。
実は、バーリントンの本社にはショップが併設されている。こちらは雪山が近いストアということでギアの品揃えが豊富になっている上、本社内でありながら一般のカスタマーも入店可。こんなところにも〈バートン〉のオープンな社風が表れている。
その他、意外にもロスやサンフランシスコといった西海岸の都市にも店舗を展開。スノーボードのイメージが強いが、キャンプやサーフィンといったジャンルでもワールドワイドな人気を獲得しているのだ。
BURTON FLAGSHIP STORE BURLINGTON
住所:80 Industrial Parkway Burlington, VT 05401
電話:(802)660-3200
お問い合わせ先
BURTON
電話:03-5738-2555
www.burton.com