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23 Things of BURTON SNOWBOARDS. バートンを知るための23のキーワード。vol.3

Photo_Go Tanabe

ブランドの誕生から現在まで。

写真に写るカジュアルなブーツ。実はこれ、スノーボード用として最初に開発されたブーツなのだ。さらにその奥にあるのは、ジェイク本人によって描かれたウェアのデザイン画。開発工房「CRAIG’S」の中には、スノーボードの歴史を語る上で欠かせない資料を集めた特別な一室「The Barn」が設けられてる。

取っ手が付いた引き出しにはそれぞれ、ブランドが誕生した1977年から順に各年を代表するプロダクトが納められており、〈バートン〉、ひいてはスノーボードシーンの発展の足跡をたどることが可能となっている。

これはブランドのビジネスが軌道に乗り始めて、ボードだけではなくウェアも展開し始めた1980年代初頭のボックス。ボードの先端にはまだ持ち手が付いてるものの、両足を固定するバインディングが取り付けられたことから、この頃を境に現在のスタイルに近づいたことがわかるだろう。

奥に飾られているのは、クレイグ・ケリーが愛用した歴代のボード。壁面には、ちょうど工房でも制作されていた彼のシグネチャーモデル“KELLY AIR”のグラフィックが大胆にペイントされていた。

そのほかジェイクと歴代ライダーたちのヴィジュアルや、過去にリリースされてきたビデオなども壁一面に展示されている。

こんな貴重な資料が揃うのも、世界広しといえどここバーリントンの本社だけ。スノーボードの歴史を切り開いて来たパイオニアたる証がそこにはあった。