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23 Things of BURTON SNOWBOARDS. バートンを知るための23のキーワード。 vol.6

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カナダはすぐそこ。

〈バートン〉本社があるバーリントンはアメリカ最北端に位置しているので、ニューヨークやボストンといった国内の大都市よりも実はカナダの方が圧倒的に近い。車を走らせば、1時間もかからずに国境を超えられるほどだ。

ということで目指したのは、オリンピックが開催されたことでも知られるカナダ第2の都市、モントリオール。

ヨーロッパ文化が根付く“北米のパリ”。

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初めに少しだけ歴史的な話をすると、1642年にフランス人が建設したフランス植民地ヴィル・マリーという村がモントリオールの起源となっている。そのため、今でも人口の3分の2をフランス系カナダ人が占めており、彼ら独自のヨーロッパ文化をベースに発展を遂げてきたことで、パリのような趣を感じることができる街となった。

日本で馴染み深い例を挙げるならば、モントリオール映画祭やモントリオール国際ジャズ・フェスティバル、そしてシルク・ドゥ・ソレイユもこの街から生まれたし、2009年にはUNESCOデザイン都市の認定も受けている。

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ついさっきまでいたバーリントンが緑に囲まれた「アメリカの良き田舎町」だっただけに、少し歩くだけで街も人もかなり洗練された印象を受けるはず。石造りの建物と湖に囲まれた景観だけを見れば、たった百数十キロ離れただけの同じ北米の都市とは思えないだろう。街行く人もフランス語で話していて、よく見ると看板や道路標識までフランス語なのだ。

モントリオールの見どころ。

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では、そんなモントリオール市街の見どころをいくつか。

まずは、旧市街のシンボルともいえるノートルダム大聖堂。聖書からではなく、同市の宗教的歴史を描写したステンドグラスと7000本のパイプを持つ世界最大級のパイプオルガンが特徴です。

住所:110 Rue Notre-Dame O, Montréal, QC H2Y 1T2 CANADA

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スポーツという繋がりでいうと絶対に外せないのが、オリンピック公園。〈バートン〉が生まれた前年である1976年に開催されたモントリオール・オリンピックの会場跡だ。2004年まではメジャーリーグのモントリオール・エクスポズのホームスタジアムとして使用され、現在はスポーツ施設や様々なアトラクションが集まる複合施設として市民に愛されている。

ちなみにこのスタジアム。工事が始まったのは1973年なのだけど、ストライキや工事の遅れによって未完成のままオリンピック開催を迎えることに。そして閉会後も工事が続けられた結果総工費は膨れに膨れ、なんと当初の11倍に到達したそうな。日本との意外な共通点を見つけた。

住所:4545 Avenue Pierre-de Coubertin, Montréal, QC H1V 3N7 CANADA

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食ならスモークミートが有名。その中でも一番人気が、1928年創業の老舗「シュワルツ」。モントリオールのB級グルメというべきサンドイッチは、口に入れた瞬間崩れるほどやわらかいスモークミートが「これでもか!」と言わんばかりに詰め込まれていて、まさしく庶民の味という感じ。実際にお昼時は、地元のおじさん達で大賑わいだった。同店を支えるビジネスオーナー4人のうちの1人が、カナダの英雄セリーヌ・ディオンのご主人であることも現地では有名な話なのだとか。

住所:3895 Boul St-Laurent, Montréal, QC H2W 1X9 CANADA

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スノーボードとの直接的な関係はないのだけど、わずか2時間足らずの車移動で異国情緒を味わえるモントリオールという不思議な都市。バーリントンまで来たならば、ここにも足を運ばないのはあまりにももったいない。

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