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Philosophy of DE BONNE FACTURE 注目のフレンチブランドの、服作りにおける哲学とは。

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“MADE IN”よりも“MADE BY”が大事。

ーまず、〈デ・ボン・ファクチュール(DE BONNE FACTURE)〉というブランド名にはどんな意味があるのか教えてください。

デボラ・ニューバーグ(以下、デボラ):ブランド名は「優れたモノ」という意味です。私にとっての「優れたモノ」とは、シンプルかつベーシックで、廃れることなく長く愛用できるもの。そういったピュアで、エバーラスティングなアイテムを〈デ・ボン・ファクチュール〉で表現しています。中でも注目して欲しいのはクオリティーで、 私がデザインするアイテムはすべて、“クラフトマンシップ”を持つ工場で作られているんです。

ーほとんどのアイテムがフランス国内で作られていると聞きました。

デボラ:その通りです。でも、私は“MADE IN FRANCE”にこだわっているわけではないんですよ。“MADE IN”よりも、“MADE BY”というところにスポットを当てています。場所は関係なく、誰がつくっているか、ということが重要なんです。

ーと、いうのは?

デボラ:例えば“MADE IN FRANCE”という表記があったとしても、実際に作っているのは違う国の人であったり、モノ作りにおける工程のほんの一部だけをフランスで作っただけ、ということもあり得ます。そのように本質に欠けることが実際に起こっていて、私は生産国の表記を信じることができないんです。だから〈デ・ボン・ファクチュール〉では工場としっかりコミュニケーションを取ることを心掛けていて、どの工場が何を作ることに長けているか、ということに焦点を当てたモノ作りを行なっているんです。

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ー工場の特長を理解した上で、作るアイテムによって工場を使い分けているということですね。

デボラ:そうです。そして、アイテムのタグには生産国や素材表記のほかに、それを作った工場の名前も記してあります。

ー工場によって様々な特長がある中で、共通しているポイントはあるんですか?

デボラ:代々家族経営を行なっていて、伝統的に技術を踏襲しているところ。加えて、ひとつのアイテムだけを作っていることです。例えば、ニットだけを長年に渡って代々作り続けているといったように。そういった工場はクオリティーの高いものしか作りませんし、モノ作りに対する想いに惹かれるんです。

2015 SPRING SUMMER COLLECTON

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