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WOMB ADVENTURE'11をフォトレポートで振り返る!

2011.12.22

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11月26日(土)、千葉・幕張メッセにて、日本最大級のダンス・ミュージックの祭典「WOMB ADVENTURE'11」が開催された。今年はチリ出身のトップDJ、ルチアーノ率いるパーティ旅団「VAGABUNDOS」を招聘し、本場イビザさながらの楽園を再現。フロアはオーディエンスの熱気で異常な盛り上がりを見せた。その興奮冷め止まぬうちに、狂乱の一夜をフォトレポートで振り返る。

Photos(Snap)_Kenta Kurosawa
Edit_Yohei Kawada

まずは会場の雰囲気をスナップで楽しんでください!
WOMB ADVENTURE'11の全貌を駆け足でレポート。
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千葉・幕張メッセには、開場の数時間前から行列ができるほど。 ©Ryu Kasai

冬の風物詩として、ダンス・ミュージック・フリークの間ですっかりお馴染みとなった「WOMB ADVENTURE」も今回で通算4回目。今年はTwitterやFacebookなどのSNSにおいても頻繁に情報の共有がなされ、当日の夕方にはTwitterの「トレンド」にその名が登場するなど、前評判、そして人々の関心の高さを改めて実感しました。
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エントランスのコンクリートには巨大な映像が投影され、記念撮影をする人々の姿も。

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ビームスはその場でシルクスクリーンプリントのTシャツが作れちゃう特設ブースを設置。

会場は全4フロアで構成。サテライトとなった屋外の特設フロアでは、東京のアンダーグラウンドシーンで長きに渡り活動を続ける2つのパーティ「Ooooze」「RAFT TOKYO」クルーがプレイ。WOMBを愛するコアなパーティ・ピープルたちも納得のプレイで、終始高い熱気をキープし続けた。また、「Marlboro Booth"Red Energy"AREA」には、シークレットゲストのGILDAS(KITSUNÉ)が登場。突然の大物の登場に、導線となっていたフロアには多くの人々が溢れ返りました。
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奥に見えるのが「Marlboro Booth"Red Energy"AREA」。

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屋外に設置されたテントも大盛況。寒さもなんのその。

一方、アリーナは早い時間からヒートアップ。「WOMB WORLD WIDE AREA」の前半戦を務めたDJ AKiPENDULUMが、アグレッシヴなドラムンベースサウンドでフロアの温度を一気に沸点まで高めると、続く、CASSIUS、BUSY P、SURKINのフレンチ・エレクトロ勢は、ファンにとっては堪らないブチ上げプレイを連発。WOMBにて自身のレジデントパーティ「THE YES」を展開するSHINICHI OSAWA、そして、初年度より「WOMB ADVENTURE」に参加しているDEXPISTOLSへと高いテンションは引き継がれ、フロア脇には力尽きて倒れ込む人々の姿もちらほら。
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「WOMB WORLD WIDE AREA」の様子。「VAGABUNDOS」に負けずとも劣らない熱気。

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VJやレーザーといった空間演出もこのイベントの魅力のひとつ。 ©STRO!ROBO

同じ頃、メインとなった「CADENZA/VAGABUNDOS AREA」もピークを目前に控え異様な雰囲気に。WOMBのウィークエンドパーティにおいても、近年、メキメキと頭角を現している「SURVIVAL DANCE」主宰のSATOSHI OTSUKI、KIKIORIX、TAKUYAの新鋭3人が、オープニングアクトとしてフロアを温め、続くCARL CRAIGはいぶし銀のテクノ・セットを披露し、ベテランらしい存在感を誇示。

LUCIANO主宰のレーベル「CADENZA」からはROBERT DIETZとREBOOTが登場。それぞれDJ、ライブセットと表現手法は異なりますが、硬質なテクノをベースとしながらも、オーガニックかつパーカッシヴなループを随所に散りばめるあたり、レーベルの顔を張るのもうなずけます。

立ち上がる火柱と大量のスモークがオーディエンスのボルテージを最高潮まで高めると、いよいよ真打ちLUCIANOが降臨。「VAGABUNDOS」をまるごと幕張メッセに再現するという、この大きな試みの成功を確信するかのように、感情を爆発させながらグイグイとペースを上げていきます。その後も終始、ペースを落とすことなく疾走。鳴り止まないグルーヴに応えるように、夜が明けても多くの人々が残り、年に1度の幸せを噛み締めている姿が印象的でした。
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立ち上げる火柱のなか、「VAGABUNDOS」クルーが集結! ©STRO!ROBO

出演アーティストのパフォーマンスはもちろん、VJやレーザー、その他大道具やデコレーション等の演出、スタッフによる会場管理・進行、そして、足を運んだお客さんのダンス・ミュージックを楽しむ姿勢まで、すべてが高いクオリティで展開された「WOMB ADVENTURE'11」。その明るい未来を確かに感じた一夜は、来年の開催に向け、更なる期待と興奮をもたらしたのでした。
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