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スタイリスト・坂井辰翁が指南する、 バーバリー・ブラックレーベルで「オン」と「オフ」。

2012.03.01

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トラディショナルだけど、遊び心もある。それでいてビジネスにも対応してくれる。そんな柔軟性に富んだラインナップが魅力の〈バーバリー・ブラックレーベル(BURBERRY BLACK LABEL)〉。その最新コレクションは、どのように着こなすのがベストなのか。スーツスタイルをはじめカジュアルシーンも適応したスタイリングを得意とするスタイリスト・坂井辰翁氏が「オン」と「オフ」で指南していきます。

Photo_Hiroyo Kai
Text_Jun Takayanagi
Edit_Hiroshi Yamamoto

坂井辰翁
スタイリスト。1976年生まれ。2004年よりスタイリストとして活動開始。スーツスタイルを得意としながらも、カジュアル、モード、スポーツなどボーダレスにスタイリングを提案するオールラウンドプレーヤー。趣味はサーフィン、ゴルフ、車。
blogs.mensclub.jp/sakaitatsuou/

今シーズンの〈バーバリー・ブラックレーベル〉の特徴とは。
burberry_black_label_sub01.jpg

―まずは〈バーバリー・ブラックレーベル〉の今季のコレクションをひと通りご覧になって、どのような印象を受けましたか?

坂井:バーバリーのアイコンともいえるチェックの使い方が毎シーズン、見事ですね。個人的にはシックな色味のチェックやマドラスチェックなどが目に留まりました。春夏なので明るいカラーが多いのは当然なのですが、トーンが今までとは微妙に違うんですよ。つまり、チェックのなかにポイントで色物を差すとか、シックなコーディネートのなかにカラーのアウターを合わすとか、そういったスタイルを提案してきているのかなと。イギリス伝統のクラシックスタイルはそのままに、より洗練された印象というか。スーツも細身のものが多く、着たときのシルエットがとてもキレイなのも特徴だと思います。

―ファッション・トレンドとの関係性についてはどのように見ていますか。

坂井:様々なバリエーションがあるなかで、あらゆるトレンドを巧みに取り入れているのは感じますね。流行に左右されるのではなく、ブランドとしてきちんと解釈してアウトプットされている。〈バーバリー・ブラックレーベル〉というブランドが多くの人に愛される理由は、そういう部分にあるんじゃないですかね。初心者から玄人まで納得できる服作りをしている。実際、僕くらいの年齢からの需要も高そうですよね。

―数ある〈バーバリー〉のコレクションのなかで、坂井さんにとって〈バーバリー・ブラックレーベル〉はどのような位置づけになるのでしょうか。

坂井:色使いやカッティングに幅があって、ファッションとしての遊び心も感じる。モードなテイストもあればエッジなものもある。とはいえ、ベースがトラディショナルなのでとても安心感があるんですよ。ファッションを楽しむのに最適なコレクションだと思います。

―それでは〈バーバリー・ブラックレーベル〉を着こなすコツを教えてください。

坂井:難しく考えずに、ブランドのアイコンであるチェックを楽しむことですね。ブルゾンやシャツ、パンツ、あらゆるアイテムの随所に忍ばせてあるので、それらを活用する。ここで重要なのは、色や素材を合わせてあげること。むやみに合わせてしまうと、わざとらしくなってしまいますからね。服を楽しむことのできるディテールはたくさん用意されているので、それを素直に受け入れれば、結果として上手くコーディネートできるはずです。

―非常に参考になるコメントありがとうございます。それでは、次のページからは坂井さんならではの視点で実践的なコーディネートを披露していただきます。

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