ギーブス&ホークスのディレクターにジェイソン・バスマジアンが就任。
2013.01.09 12:30
2012年、香港・リー&ファン傘下のトリニティが買収、デザイナーのバリー・チューリップを筆頭に、CEOのジョン・ダーニン、COOのアンドリュー・メリマン、さらには15年間に渡ってトップカッターを務めたキャサリン・サージェントに至るまで、多くの重要ポストが辞職したサヴィル・ロウの老舗〈ギーブス&ホークス(GIEVES & HAWKES)〉。
優秀な人材の放出で、かなり先行きが懸念されていましたが、新クリエイティブ・ディレクターとして元〈ブリオーニ(Brion)〉でアーティスティック・ディレクターを務めていたジェイソン・バスマジアン(Jason Basmajian)を迎えることになったようです。
若返りを計り、クリエイティブ・ディレクターにジョー・ケイスリー・ヘイフォード(Joe Casely-Hayford)を迎えた2005年辺りから苦しい経営が続いているようですが、サヴィル・ロウを代表するテーラーでロイヤルワラントを3つも掲げる老舗なので、ぜひしっかりと立て直して欲しいもの。
男が「いつかは仕立てたい」と憧れを抱くテーラーが、姿を買えたり消えてしまうのはとても心苦しいですから。
Text_Ryutaro Yanaka
via:VOGUE.co.uk