コンセプチュアルで新感覚。『UnderWear magazine』が創刊。
2014.05.01 18:00
WMV by Daisuke Hamada
インターネットの普及に若者の活字離れなど、様々な要因が招いた現在の出版不況。ただ、それは本のあるべき姿を見つめ直す良い機会と捉えることもできます。淘汰されることは避けられないが、良質のものは残りやすい、そんな時代。
そこでご紹介するのが先頃、創刊されたばかりの新しいファッション・アート・カルチャー誌『UnderWear magazine』。
「身体と服」、「パブリックとプライベート、「美意識」など、"underwear"という言葉から連想される事柄に加え、不思議や新鮮なことにみる美しさをコンセプトに掲げ、国内外のデザイナーやアーティストをフィーチャーしていくという。
Replica by Lara Alegre
Illustration by Genta Inoue
創刊号となる2014年春夏号では「The Nostalgia Issue」と銘打ち、東京とベルリンのブランド、アーティストにフォーカス。東京からは〈ビズビム〉のウイメンズ〈WMV〉のファッションストーリーや現代アーティスト・泉太郎へのインタビューを。一方のベルリンでは、ブルータリズム建築の特集や新進ブランド〈Replica〉を取り上げています。
Brutalism in Berlin by Shinji Minegishi
&jason by Ryosuke Kikuchi
なお、日英のバイリンガル仕様となり、今後は年2回の発行を予定。画一化していった近年の雑誌市場とは一線を画すコンセプチュアルな新感覚マガジン。まずは手にとって、ページをめくりながら『UnderWear magazine』の意思を感じ取ってみてください。
Text_Hiroshi Yamamoto
UnderWear magazine
価格:¥1,080
uwmgz.com
www.facebook.com/underwearmagazine