食と洋服の幸福な関係性が、とても素敵な一冊の本になりました。
FASHION・CULTURE・LIFESTYLEをメディアの軸に据えているフイナムですが、その三つをクロスオーバーさせた、今最も注目したいプロジェクトがスタートしています。
その名も「オリヴィエ（Olivier）」。アパレルブランド〈アレッジ（ALLEGE ）」と、代々木上原のビストロ「メゾン・サンカント・サンク（Maison Cinquante Cinq）」による初の共同プロジェクト・レーベルで、「日常」と「食」をテーマとした『Something I can have quickly and at anytime.』なるコンセプトブックが刊行されます。
このBOOK、繊細にして緻密。親しみやすくたおやかな雰囲気に満ちた、とにかく素晴らしい内容なのです。
それもそのはず、主たるコンテンツの撮影を担当したのは、「Vogue」「Purple Fashion」「Acne Paper」「Apartamento」などの雑誌から、〈ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）〉や〈エルメス（Hermès）〉、〈メゾン マルタン・マルジェラ（Maison Martin Margiela）〉のキャンペーンやカタログなどを手がける、パリ在住のノルウェー人 Ola Rindal (オラ・リンダル)！
彼が、親しい友人達をモデルに〈アレッジ〉のウエアをセルフ・スタイリング。気の置けない仲間達との「日常」を収めながら、食事をともにして行われた「食」に関するインタビューを収録するという、商業ベースの雑誌ではなかなかお目にかかれない、自由な気風に満ちた環境で制作された一冊なのです。
その他にも、「メゾン・サンカント・サンク」のオーナーシェフ・丸山智博氏による「Rosemary」を使ったスペシャル・レシピや、「パリ」をテーマに描かれた、イラストレーター町田早季氏のドローイングを掲載するなど大充実の内容です。一度見てあっという間に消費されてしまうようなものとは一線を画した、時の流れや流行り廃りでは決して風化しないパーマネントなコンセプトブックとなっております。
また、このBOOKの刊行を記念したフェアが代官山蔦屋書店にて開催されます。フェア期間中は、特設ブース内にてコンセプトブックの展示販売に加え、Ola Rindalの作品集を取り揃えるとともに〈アレッジ〉、「メゾン・サンカント・サンク」よりそれぞれこのフェアのために用意された商品の販売を行います。
また、本書に参加したイラストレーター・町田氏、レシピ写真を担当したフォトグラファー・野田祐一郎氏がこのフェアの為にZINEを制作。こちらも見逃せません。
一度見ればわかります。"本物"を見に行ってみてください。なお、フイナムではこの「オリヴィエ」にフォーカスした特集企画も準備中。そちらにもご期待ください。
"Something I can have quickly and at anytime."刊行記念フェア
会期：8月12日（月）〜 9月1日（日）
場所：蔦屋書店２号館１階 マガジンストリート
住所：東京都渋谷区猿楽町17-5
時間：7:00～26:00
企画：Olivier
協力：twelvebooks
tsite.jp/daikanyama/event/002237.html
Something I can have quickly and at anytime.
フォトグラファー：Ola Rindal
仕様：ハードカバー
サイズ：273 x 170 mm
ページ：72ページ + 16ページの日本語訳リーフレット付
発行部数：500部
発行元：Olivier
販売価格：3,500円（税込）
Olivier (オリヴィエ) メンバープロフィール
MAISON CINQUANTE CINQ（メゾン・サンカント・サンク）
丸山 智博 / CHERCHE INC. CEO
神宮前「ラミ・デュ・ヴァン・エノ」「カフェ エスカレーター」などを経て、 10年代々木上原にオープン。 レストランにデリカテッセンを併設した一軒家ビストロ。 12年には「ビストロ グリ」を再び代々木上原にオープン。
ALLEGE（アレッジ） 山口 亮 / Designer
生活の中にある日常着の可能性を追求。クローゼットの中にいつもあるようなスタンダートなアイテムを考え、着た人の個性に洋服の個性を加えた時に、自然とプラスになるような洋服作りを目指す。