気鋭の陶芸作家、スティーブ・ハリソンの個展が開催されます。
2012.05.08 11:20
ロンドンを拠点に自らの窯で作品を作り続けるイギリス人陶芸作家、スティーブ・ハリソン（Steve Harrison）。ここ日本においても、ライフスタイルに敏感な目利きのなかに多くのファンを持つなど、作品に対する賞賛の声は後を絶ちません。
そんなスティーブのおよそ2年ぶりとなる個展「Tea at the Table 2012」が、アーツ＆サイエンスにて5月12日〈土〉より開催されます。
今回開催される個展では、タイトルにもある通り、ティーポットやマグカップをはじめとする"ティー"に紐付く作品を、スティーブ自らがデザインしたというテーブルとともに展示・販売。釉薬（陶器の表面を覆うガラス質の部分）に塩を用いるソルトグレーズ技法によって生み出された作品の数々は、いずれも独特の質感と繊細な佇まいを持ち合わせており、その作風を体感することができる絶好の機会となることでしょう。
「私の中のすべての感情の浮き沈み、反応がクレイの中へとらえられ、陶芸家としての私の人生そのものが作品に記憶されているのです」とはスティーブ。期間中には本人の来日の予定もあるとのことですので、運が良ければ店頭で直接お会いできる、なんてこともあるかもしれませんね。
Text_Yohei Kawada
Steve Harrison"Tea at the Table 2012"
会期：2012年5月12日（土）〜6月3日（日）
会場：アーツ＆サイエンス
住所：東京都港区南青山6-1-6 パレス青山103B
電話：03-3499-7601