VOL.02 荒木 大輔(スタイリスト)
妥協のないプロダクトに惹かれる。
ー荒木さんはいつもスニーカーを履いてるイメージが強いです。
荒木:そうですね、スニーカーが好きです。そのときの気分次第だけど、時期によっては毎日スニーカーっていうときもあるし。革靴やブーツよりも、断然スニーカーが多いです。
ーどんなアイテムを履くことが多いですか?
荒木:オーセンティックなものが好きなので、定番ものが多いですね。でもそればっかりだと飽きちゃうから、たまにシーズンを象徴するような“今っぽい”ものを履いたりして楽しんでます。
ーベーシックなアイテムの中でも、選ぶ時に基準ってあったりします?
荒木:見た目に惚れて買うこともあれば、履き心地が良くて買うこともありますね。そのときの気分によってバラバラなんですよ(笑)。でも、ニューバランスはやっぱり履き心地が良いから、履き心地重視で選んでいることが多いかな。
ーやっぱりニューバランスのイメージは“履き心地”ですか。
荒木:品質に妥協がないから本物志向の人はみんな履いているし、履き心地が良いというのは大きな武器ですよね。それに加えて“大人”なイメージですね。
ーちなみに、初めてニューバランスを買ったときのこと覚えてますか?
荒木:19歳くらいのころかな? リスペクトしている先輩が雑誌で紹介しているのを見て「かっこいいなぁ」と思って、すぐ買いにいきましたよ(笑)。品番は覚えてないけど、白い表側のやつと、グレーのジョギングシューズ。「履き潰すってこういうことか」って思うほど、ボロボロになるまで履いてましたね。
ー今回の「CRT300」をご覧になられていかがでしょう?
荒木:前にインラインのものを見たことがあったんですけど、それに比べると今回の別注アイテムはファッションに取り入れやすくなってると思います。配色のバランスが絶妙ですよね。ベースは白なんだけど、ヒールのネイビーが入ることで使いやすさがグッと上がってる。ビューティ&ユースは別注の企画が本当に上手だなと、いつも感心してます。
ー今日はシューズに合わせたスタイリングを組んでもらいましたが、どんなところがポイントですか?
荒木:やっぱり“白”ですね。シンプルでモダンなシューズだから、そのイメージを崩さないように色を合わせました。僕はあまり白いスニーカーって履かないんだけど、パンツの丈感とか、シルエットでメリハリをつけるとモダンに見えて合わせやすいと思うので、これからチャレンジしてみようかな。
PROFILE
荒木 大輔(スタイリスト)
1976年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事したのち、2001年に独立。数多くのファッション誌で活躍する他、ミュージシャンや俳優などのスタイリングも手掛ける。