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What feel about Dickies? ディッキーズという存在。 江川芳文の場合

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「ワーク」というバックボーンがあるからこそできるアプローチ。

ー定番のワークパンツである「874」は、江川さんから見てどんな魅力がありますか?

江川:〈ディッキーズ〉のワークパンツって生地がとにかくタフで破れにくいじゃないですか。スケート中にいくら転んでも破れたりしないっていうのはとても魅力的ですよね。あとはコストパフォーマンスも高いので、貧乏スケーターには嬉しい(笑)。

ー今日はリンカーングリーンのカラーを穿かれています。

江川:90年代当時によく穿いていたんです。周りのスケーターたちもこの色を穿いていましたね。他の色ももちろん穿いていましたが、この色は特にお気に入りで。理屈ではなくて、色が感覚に訴えてくるんです。

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ー「874」を穿きこなすコツってあったりするんですか?

江川:スケートするときはオーバーサイズで穿いて、普段ファッションとして取り入れるならやっぱりジャストかやや太いくらいがベストだと思います。用途に合わせて、色やサイズのバリエーションを揃えると良いんじゃないかと。あと、最近はストレッチ性のあるスリムなワークパンツを見かけるので、それがあればスケートもしやすいし、ファッションとしても使いやすそうですね。

ーディッキーズでも「WD5882」という品番でそういった商品をリリースしているんですよ。

江川:ストレッチ性のある生地は転んだりするとダメになりやすいけど、このパンツには素材にポリエステルがちゃんと入っているから、〈ディッキーズ〉本来のタフさがしっかりと備わっていますよね。そこが他のブランドにはない強味だと思います。

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ー現在はアパレルラインも充実しているんですが、そちらに関してはどのような感想をもたれましたか?

江川:さっきも話した通り、コストパフォーマンスの高さに驚きました。一見すると高そうなアイテムでも、タグを見ると手頃な値段がついていて。だから、お客さんもついつい買ってしまいそうになると思います。

ーどうしてそういったプライスのギャップを感じられたんですか?

江川:アイテムひとつひとつが、しっかりとデザインされているからです。単体として見てもクオリティーが高いし、他のアイテムとの組み合わせもしっかり考えられていて、ワードローブに取り入れやすいんじゃないかと思います。この総柄のスリーピースなんかも面白いですよね。

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ーきっと昔だったらこういったアイテムは無かったと思うんですが、〈ディッキーズ〉も時代にあわせてさまざまなアプローチを行なっているんです。

江川:〈ディッキーズ〉ってワークブランドとしての背景がしっかりとあるじゃないですか。新しい商品を作ったとしても、すべてタフで男らしい印象に仕上がる。ブランドの背景にあるイメージが付加価値としてちゃんと付いてくるんです。だから安定したモノ作りができるし、今後の動向も気にりますよね。

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