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What feel about Dickies? ディッキーズという存在。 江川芳文の場合

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自分のルーツとなるブランドとのコラボレート。

ー現在、江川さんはご自身のブランドである〈オンブレ ニーニョ〉で、〈ディッキーズ〉別注のパンツをリリースしていますが、そのアイテムはどんな思惑のもとに作られたんですか?

江川:ブランドスタートから作っているパンツがあるんですけど、設立して数シーズンは始めたばかりということもあって、あまり日の目を見ることがなかったんです。でも、個人的にそのパンツには思い入れがあって…。なんとか多くの人に知ってもらう方法を考えたときに、〈ディッキーズ〉のタフな生地を使えば注目されるんじゃないか、というアイデアが浮かび、コラボレートさせてもらいました。

ーその結果、パンツへの反応はどうだったんですか?

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江川:お陰さまですごく好評です。

ー数あるブランドの中から、パートナーとして〈ディッキーズ〉を選ばれたのはどうしてなんですか?

江川:やっぱり自分のルーツだからです。他に選択肢が考えられませんでした。この春夏のシーズンで2シーズン目なのですが、今後も継続してコラボレート・アイテムは作っていきたいと考えています。

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ー前のブランドでは、コラボレートしたりしていなかったんですか?

江川:実は自分でも意外だったんですが、〈ディッキーズ〉と一緒に商品を作るのは初めてなんですよ。だからすごく感慨深くて。

ーご自身の根幹にあるブランドと作業できたということですもんね。

江川:そうです。10代のときに〈ディッキーズ〉と出会って、当時のことを常に心に抱きながら、これまでファッションを表現してきたんです。そんなブランドと、いまではこうして一緒にモノ作りができるなんて、不思議な感覚です。原点回帰というと大げさだけど、やっぱり僕にとってはとても大切なブランドなんだなと改めて感じています。

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PROFILE

江川芳文

ブランド〈オンブレ ニーニョ〉のディレクター。東京屈指のスケートチーム「T19」に所属。スケートボードのみならず、昨今のピストバイクムーブメントを牽引するなど、東京ストリートシーンを代表するクリエイターの1人。

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