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01
STEVEN ALAN
スティーブン アランの新作コレクション
とにかくこの色味にヤラれました。 いつぞやの自分のブログにも書きましたが、最近の〈スティーブン アラン〉のオリジナルがすこぶる好みです。素材のチョイス、染色方法、ややゆったりとしたフォルムなどすべてが好きなのですが、とくに気に入っているのが、一見地味なこのカラーパレットなのです。ひとことでは表現しづらい、なんとも微妙でアーシーな中間色。断言しますが、こんな渋いオリジナル作っているところ、ほかにありませんよ。見た目は地味ですが、着てみると意外と主張が強い気がするので、他のアイテムはオーセンティックな感じにしておいたほうがよいと思います。
左上 ¥14,000+TAX、右上 ¥16,000+TAX、右下 ¥16,000+TAX、左下 ¥15,000+TAX

スティーブン アラン トーキョー 03-5428-4747
store.united-arrows.co.jp/shop/sa

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02
YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE
ヤングアンドオルセンザドライグッズストアのショートジャケット
春夏の主役級アウターとして迎え入れたい。 こちらのアウター2点、ウエスタンテイストが気になる前の自分だったら、見向きもしなかったと思います。ですが、今はどうやったらいい塩梅に着こなせるかな、ということで頭がいっぱいです。右は、ごくごくシンプルなサードタイプのGジャンですが、この加工の入り方がまさに今の気分。左のスエードジャケットは残念ながら参考商品ですが、ブラウンの色味と裏地のエレガントさ含め、理想的なウエスタンアウター。手掛けるのは自身もウエスタンテイストにどっぷりの才人、尾崎雄飛氏。さすがの出来栄えです。
左 参考商品、右 ¥34,000+TAX

YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE
instagram.com/youngandolsen

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03
Adsum
アドサムの新作コレクション
抜きどころが絶妙。 目下製作中の『フイナム・アンプラグド』の最新号は「アメリカ特集」。そちらでも紹介している、NY発のブランド〈アドサム(Adsum)〉。どこまでもシンプルでプレーンなルックスなのに、着てみると妙にオシャレに見える、その秘密はどこにあるのか。それは“抜き方”が絶妙だからなのかな、と。なんでもそうですが、足し過ぎても引き過ぎてもダメ。絶妙な差し引き加減が、とても今っぽいんです、このブランド。生産背景や素材に徹底的にこだわっているので、値段はややお高めですが、それも納得出来る凄みがこの普通に見える服に詰まってますよ。
左 ¥95,000+TAX、右上 ¥38,000、右下 ¥32,000

SHIPS 渋谷店 03-3496-0481
https://www.shipsltd.co.jp/

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04
GAP
ギャップのミリタリーアウター
カーキ最高、オリーブ最高。 今期一番欲しいのが、カーキのM-65です。なぜって、しつこいですが映画『インヒアレント・ヴァイス』の主人公が超絶カッコよく着ていたからです。「あの人が着ているあれが欲しい」という青臭くもピュアな欲求を今は楽しみたいな、と思っています。M-65といえばド定番アイテムなので、今期もわりと多くのブランドからリリースされていますが、一番しっくりきたのが〈ギャップ〉でした。しなやかでちょうどいいヤレ感、シャツの上にざっくりと羽織りたい感じです。隣のMA-1も、ものすごくよくできていたので、一緒にピックしてみました。今期の〈ギャップ〉のミリタリー的なウェアはどれもこれも秀逸ですよ。
左  ¥12,900(TAX IN)、右  ¥12,900(TAX IN)

Gapフラッグシップ原宿 03-5786-9200
http://www.gap.co.jp

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01
SALOMON
サロモンのバックパック
トレランとトレッキングのいいとこ取り。 こうも寒いとなかなか走る気が起きない。北風がピューピュー吹くなかを薄手のランニングウェアを着込んで走りだすなんて、正直言ってどうかしている。とはいえ走りたい欲求は溜まる一方。そんなときに背中をポンと叩いて前に進めてくれるのが新製品だったりする。たとえば〈サロモン〉のバックパック。トレイルランニングとトレッキング、双方で培ったテクノロジーを結集させたファストハイク用の最新モデルの数々は、見ているだけで使いたい欲求を掻き立てる。20〜30リットルという大容量に加え、フロントにはソフトフラスク用のポケットが配備されるなど、荷物がかさむ帰宅ランナーとしてはありがたい機能が満載。またデイリーユースにも対応可能なシックなデザイン、配色も魅力的です。
(上)PEAK 30 ¥16,000+TAX
(下)S-LAB PEAK 20 SET ¥26,000+TAX

サロモン/アメア スポーツ ジャパン 03-6831-2718
www.salomon.co.jp

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02
LACOSTE SPOPRTS
ラコステ スポーツのポロシャツ
デイリーにも使える好デザインの機能服。 普段から走っていると従来のスポーツブランドでは物足りなくなってくることがある。最先端のテクノロジーは、結果としてミニマムなデザインに行きつくし、機能面においても小さな差こそあれど、体感的に大きな違いが出るほどでもない。そこでチョイスしたのがフランスの雄〈ラコステ〉のスポーツライン〈ラコステ スポーツ〉である。さまざまなスポーツに対応可能な吸汗速乾系のボディを用いたポロシャツは、左胸にはきっちりとワニのマークが鎮座。『L.12.12』ではお目にかかれない鮮やかな色使いも印象的。既存のスポーツウェアとは異なる出で立ちであるのに加え、普段使いもいとわないクリーンなルックス。日常とランニングをシームレスに楽しみたい僕には嬉しいラインナップと言えそうです。
(左)¥13,000+TAX
(中)¥12,000+TAX
(右)¥13,000+TAX

LACOSTEお客様センター 0120-37-0202
www.lacoste.jp

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03
adidas Originals by White Mountaineering
アディダス オリジナルス バイ ホワイトマウンテニアリング
ライフスタイルウェアの新しい解釈。 気付けば日常にも機能を求めている。気晴らしで始めたランニングは、平穏無事だったぼくの生活を徐々にではあるけど、確実に侵食してきているようだ。おかげでデニムにBDシャツが揃えばこと足りた僕の普段のスタイルは、必然的に大きな変化が必要になってきた。求めるべきは機能とデザインの融合。2016年春夏からスタートした〈アディダス オリジナルス〉と〈ホワイトマウンテニアリング〉のカプセルコレクションは、まさに理想的。ライフスタイルカテゴリーでありながら、スポーツ利用も可能なテクニカルな素材を採用し、デザイン的にもパフォーマンスの象徴とも言える「スリーストライプス」を随所に配置。〈ホワイトマウンテニアリング〉のライフスタイルウェアへの新たな解釈は、今の僕の気分にピタりとハマります。
カーディガン ¥20,000+TAX
Tシャツ ¥8,000+TAX
スウェットパンツ ¥20,000+TAX

White Mountaineering 03-6416-5381 www.whitemountaineering.com
アディダスグループお客様窓口 0570-033-033 adidas.jp/lookbook/originals/2016ss/whitemountaineering/lookbook/

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04
MILLET
ミレーのドライナミック™ メッシュ シリーズ
見た目以上にデキるヤツ。 寒い時期に長い距離を走っていると汗冷えに悩まされることが多々ある。代官山から町田まで30キロの道のりを帰宅ランする際には、ちょっとした休憩を挟むだけで身体があっという間に冷えてしまい、その後のパフォーマンスに大きな影響を及ぼす。帰宅ランなら電車に乗れば済むけど、トレイルランニングだとしたら生死に関わる可能性だって出てきてしまう。そこでぜひとも取り入れたいのが〈ミレー〉の「ドライナミック™ メッシュ」。ご覧の通り見た目はアレな品物ではありますが、機能性は抜群。ベースレイヤーの下に着込んでしまえば、かいた汗はまたたくまに吸い上げて拡散。ドライな肌触りをキープしてくれます。冬のランニングの汗冷え対策としてはもちろん、さらりとした着心地で真夏のランニングも楽しませてくれそうです。
3/4 スリーブクルー ¥5,600+TAX
3/4 タイツ ¥4,900+TAX

ラフマ・ミレー 03-6417-0494
www.millet.jp

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01
PUMA
プーマのIGINITE SOCK WOVEN
あくまでファッション的。 スポーツとファッションの境界線が薄くなり、双方を自由に行き来することで、スタイルの幅が広がった昨今。それはウェアやシューズに顕著で、最新の衝撃吸収反発素材「イグナイトフォーム」を使用した「PUMA IGNITE SOCK WOVEN」は、その最たる例と言っていいかもしれません。〈プーマ〉が打ち出すランニング専用モデルと同じ機能を持ち合わせながら、オーバースペックなパーツを削ぎ落とした端正なルックス。さらに履き口が伸縮性に優れた「エラスティック」仕様なので足入れがとてもラクなのも嬉しい。ソールもアッパーもオールブラックだし、極めてファッショナブルな一足だと思います。
¥13,000+tax

プーマ お客様サービス 0120-125-150
www.puma.com

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02
ENGINEERED GARMENTS
エンジニアド ガーメンツのシャツ
今年のシャツは柄モノ一択で。 昨年に引き続き、春夏のシャツは柄物を好んで買っています。ギンガムチェックにストライプ、ペイズリーにドット、とにかく柄物には流行り廃りがないし、バリエーションも豊富。なおかつアイテム自体の主張が強いので一枚着るだけで事足りるという、実に魅力的なアイテムなんです。なかでも〈エンジニアド ガーメンツ〉が毎シーズン展開している柄物のシャツが個人的に大好きで、柄のチョイスや配置、サイズ感、カラーリング、そのすべてが絶妙な塩梅にまとめられていれ、すでにこのペイズリーを含め2枚買い。ショーツにしようか、あるいは涼しげなリネンのパンツを合わせようか、目下コーディネートを模索中であります。
¥28,000+tax

NEPENTHES 03-3400-7227
www.nepenthes.co.jp

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03
COMOLI
コモリのカーゴパンツ
遂にデビューします。 とにかく〈コモリ〉の愛用者は多い。近年稀に見るその人気ぶりは目を見張るものがあるし、業界関係なく、嫌いな人はいないんじゃないかってくらい、ほぼ毎日着ている人を目にします。だからこそ、これまではあえてその波には乗っからないよう、極力着ることを避けてきました。でも、このパンツは別格。縦糸にシルクを混紡したテキスタイルと、抜群の穿き心地、ズドンとした太いシルエットがド級にカッコよくて即決。この後に紹介するスエードのブーツを合わせようと企み中。晴れて〈コモリ〉デビューと相成ります。
¥28,000+TAX

アルファPR 03-5413-3546

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04
Ouur × JALAN SRIWIJAYA
アウアー × ジャラン・スリウァヤのチャッカブーツ
春もスウェード。 艶のあるレザーもいいのですが、スエード特有のしっとりとした質感に惹かれます。アッパーとウェルト、インソールを手作業によるすくい縫いで縫い合わせる製法で作り上げたこのスエードブーツは、ドレスライクな佇まいが秀逸。アッパーにはフランス「デュプイ社」のカーフレザー、底にはベルギー「アシュア社」のレザーを採用していたりと、とにかく素材選びへのこだわりが尋常ではありません。インソールとアウトソールがともにオールカラス仕様なのも、より高級感を演出しているのかなと。そんでもってこの値段。マストバイでしょう!
各¥42,000+tax

株式会社ACTUS 03-5269-3207

item
01
AURALEE
オーラリーのプルオーバーパーカ
かぶってよし、絞ってよし。 毎シーズンのホームラン級のプロダクツを生み出し、いまや説明不要のブランドと言ってしまおう、〈オーラリー〉。こちらのプルオーバーパーカ、縦糸にエジプトコットンの最高峰であるフィンクスの極細番手、横糸にポリエステルを使用し高密度に織り上げつつ、ピーチ起毛加工と撥水加工により機能性を高めています。ズドンとしたシルエットも個人的には大好物なのですが、腰にはドローコードがつき、絞って着るとまた違うシルエットを楽しむことができます。こちらのネイビーのほか、このブランドらしい上品なオリーブカラーも珠玉の出来です。素材に毎度こだわるブランドだからこそ、軽さと着心地のよさはいわずもがな。さらに、フードをかぶったときのその形もきれいという非の打ち所のない一着でございます。
¥39,000+TAX

クリップ クロップ 03-5793-8588

item
02
STAMMBAUM
シュタンバウムのダウンベスト
この色はぜひ取り入れたい。 ネイビーやカーキ、ベージュといったベーシックなカラー一辺倒ではなく、昨シーズンあたりからこんなウォッシュドデニムといったカラーリングのアイテムも増えつつあります。春はそんな色を取り入れるのには、ベストなシーズン。〈シュタムバウム〉
のこちらのベストは、裏地のグレー、各所のパイピング、スナップボタンなどそのカラーリングの組み合わせは上品の極み。厚みのない薄めに仕立てられたダウンは、インナーとして最適で、通常より鋭角なVゾーンのため、ジャケットの下に着用してもダウンが見ないようになっています。またダウンの分量を各部屋で調整することでシルエットが洗練されて、軽いアウターとしても着用可能。スマートなレイヤリングを可能にしてくれる一着です。
¥23,000+tax

ジャーナル スタンダード表参道 03-6418-7961

item
03
GRAMICCI
グラミチのスウェット
いいのはパンツだけじゃない。 フェスの会場では“石を投げればグラミチ愛好者に当たる”といえるほど、キャンプなどを愛するアクティブな人が大勢使っているイメージがある〈グラミチ〉。それはやはり穿きやすさ、動きやすさに定評のある、クライミングパンツユーザーが多いことの表れでもあるのでしょう。ただし、盲点だったのがこのスウェット。ほどよく絞られた袖、切りっぱなしに裾など、現代的なこのアイテムが非常によい出来なのです。ほどよくラフ、ほどよく上品という絶妙な塩梅で、このブランドの新しい一面を見た気がします。グラミチのお家芸である、多種多様なカラーリングは健在で、写真のナチュラルのほか、ネイビーやオリーブ、ブラックやカーキがあります。ビッグシルエットという選択肢もあるけど、大人らしくジャストサイズで着こなしたい。そしてこの価格!
グラミチユーザーが多いのも納得の一着です。
¥9,800+TAX

インス 03-5772-7404

item
04
salvy
サヴィーのワイドパンツ
エレガントなワイドパンツ。 2013年設立のドメスティックブランド〈サヴィー〉。国内外のインターナショナルブランドで経験を積んだデザイナー・郷
裕一氏と、さまざまなブランドの生産を行う国内の大手工場が手を組み、その技術力と高品質なアイテムを生み出しています。一見ベーシックでありながら、細部へのこだわりにより、しっかりとオリジナルなプロダクトになっているというここ最近の素晴らしきドメスティックブランドのひとつといえるでしょう。いい時代ですね、よだれが止まりません。さて、そんなブランドが生み出すパンツは、旧式の力織機を用いて製作した超高密度「備前1号ツイル」の生地を使っています。生地のわずかな光沢、バックポケットやサイドポケットの処理により、ワイドパンツながらもエレガントな雰囲気たっぷり。白のクラシックスニーカーなどと合わせて、その上品さを味わいたいものです。
¥25,000+tax

スリー 03-6434-0920

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01
7×7
セブンバイセブンのオーバーモッズコート
絶妙すぎる塩梅。 個人的によく通わせていただいている「セブンバイセブン」。行けば何かしら欲しくなる厳選されたヴィンテージウェアに惹かれているのは言わずもがなですが、それに負けず劣らず魅力的なのが、昨シーズンから始まった、同店の名を冠したブランド〈7×7〉の存在。ヴィンテージを知り尽くしている同店だけに、とにかくディテールへのこだわりがハンパではないわけです。“HOBO”をテーマにした今季の顔とも言うべきモッズコートひとつとっても、オリジナルのリネン混の生地をあえて表裏逆で使ったり、フードの紐を本物のロープにしたり、ウエスト部分にベルトを配してトレンチコートの作りをミックスしたりと、すべて挙げればキリがないくらい。しかも、ハイブランドにも古着にも馴染むニュートラルな表情は、双方に造詣が深い同店だから成せる業といえるでしょう。
¥81,000+TAX

7×7 03-6427-6315 http://seven-by-seven.com

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02
roundabout
ラウンダバウトの刺し子パンツ
変化球なんだけど普遍的。 秋冬に〈オニキ〉のニットを購入した際にもこちらで書いたのですが、引き続き黒いアイテムがなかなか見つからないんですよね…ブラックだと思ってよく見るとダークネイビーだったということが本当に多いのです。なので、少しでもタイプに近い物が見つかれば即チェック。今季は〈ラウンダバウト〉のこれが気になっています。緩めのテーパード×ハンパ丈というだけで大好物な上に、なんと生地には刺し子を使用。個人的に黒が最も素材感が生きる色だと思っているので、変化球的な素材使いに滅法弱く。今からアタリが出て経年変化していく様が楽しみです。とかいいつつ、最近始まった16AWシーズンの展示会でも、これと同じようなパンツをオーダーしたばかり。相変わらず同じようなものばかり増えていきます。
¥21,000+TAX

roundabout www.roundabout-route.com/

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03
NEW BALANCE
ニューバランスのMVL530AE
インラインらしからぬ好配色。 履いていると色々な人から「どこかの別注?すごい色だね」とツッコまれる、〈ニューバランス〉の新作MVL530AE。正真正銘のインラインのモデルで、通称“EARTH”と名付けられた、文字通りのアースカラーでまとめられていますが、ホワイトとオレンジの絶妙な差し色によって、この手のカラーリングにありがちな土臭さをほとんど感じさせません。むしろ、メゾンブランドが出していそうなカラーはモダンで、どこかモードですらあります。ちなみに、モデル自体は1993年に登場している530に、最新のテクノロジー・プラットフォーム“VAZEE”を融合してアップデートしたもの。〈ニューバランス〉の現行モデルって実はあまり履いたことなかったのですが、めちゃくちゃ履きやすいんですね…今更ながらみなさんが履いている理由がわかりました。
¥12,800+TAX

ニューバランス ジャパンお客様相談室 0120-85-0997

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04
COMOLI
コモリのバックパック
とにかく背負ってみてください。 初めてリリースされた昨シーズンに一度購入を考えたものの、時すでに遅し。完売していました。そんなわけで、今季は展示会にてオーダーした〈コモリ〉のバックパック。ボディには目の粗いタフなナイロン地を選び、ジップは〈riri〉、ボトムにはスエードを使うという男心をくすぐる仕様はさすがですが、一番の決め手はサイズ感。180cmの僕の背中も優に覆うほどのボリュームと、荷物を入れてもシルエットが崩れないようにあえて狭く設定されたマチに、他では絶対に見つからない魅力を感じました。見た目はなんてことはないシンプルなバックパックですが、これは背負って初めて主張するプロダクトなのです。
バックパック ¥38,000+TAX

アルファPR 03-5413-3546

item
01
adidas Originals by HYKE
アディダス オリジナルス バイ ハイクのマイクロペーサー
元祖ウェアラブル ファッションの文脈で語られることの少ない「ウェアラブル」領域。時計や指輪などがポツリポツリとリリースされているものの、素直に欲しいと思えるものには出会えていません。テクノロジーとファッションの溝はなかなかに深く、両者がもっとがっつりタッグを組んでクリエートしていけたらいいのにな、と考えていた折に、その道の元祖と言える〈アディダス オリジナルス〉の「マイクロペーサー」が〈ハイク〉の手により生まれ変わると知りました。ペドメーターa.k.a.万歩計®の機能を搭載したシューズは、機能とデザインが有機的に絡み合い、他に類を見ない独創的な美しさを備えています。歩数、距離、タイムを計測するという厳選された機能も潔くてグッド。このコラボレーションに狂喜した方も少なくないことでしょう。どこか生物的な印象を与える曲線の折重なりと、ワントーンのミニマムなカラーの相性がぞくっとします。争奪戦必至ですよ。きっと。
各 36,000+TAX

アディダスグループお客様相談窓口 0570-033-033

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02
FilMelange
フィルメランジェのスウェットパーカ
食べられる(くらい肌触りの良い)スウェット 〈フィルメランジェ〉のスウェット生地って、食べたら美味しいんじゃないかと思うんですよ。もしも砂漠に一人取り残されて飢えていたら、身につけているものの中で一番はじめにこのスウェットを咀嚼してみるでしょう。わけがわからない?それだけ肌触りがよく、生産体制にも信頼が置けるということ。プレスの武田さんに話を聞いてみると、綿素材に対する並々ならぬこだわりがひしひしと伝わってきました。表地には超長綿の紡績過程でふるい落とされた良質の綿繊維と、これまた長綿のトルファンコットンを1:1の割合で混紡した「リサイクルコットン」を、裏地には最高品質のオーガニックコットンを・・・という情報にももちろんくすぐられるのだけど、やはり「美味しそう」というファーストインプレッションに勝るものはなし、というのが個人的ファイナルアンサー。首元のジップと主張しすぎない切り替えしのデザイン具合もちょうど欲しい塩梅です。
¥20,000+TAX

FilMelange 03-6447-1107

item
03
DIGAWEL
ディガウェルのビッグコーチジャケット
ソリッドアンドやわらか 〈ディガウェル〉、かなり好調のようですね。すでに売り切れアイテムも続出だとか。シンプルでスッとした面構えに、どこかファニーな要素を加えたアイテムづくりが同ブランドの特徴だと思っていたのですが、いやはや、今季はストイックなまでにシンプルに振り切っています。こちらのコーチジャケットはジャージとピケの中間のような素材感が特徴で、落ち具合と言うか、ソリッドな見え面なんだけど、着てみると重力に従って、やわらかいドレープが出るかんじが良いです。ビッグといえども、大きすぎる印象にならないのはこの素材によるところ。堅実かつ柔軟。そういうものに、私はなりたい。
各 ¥45,000+TAX

DIGAWEL2 03-6452-3220

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04
YAECA
ヤエカのミリタリーパンツ
緑の三連星 暖かくなると、緑が着たくなります。生物としてのバイオリズムを自覚する瞬間。で、パンツを選ぶなら、オリーブグリーンのファティーグかカーゴ。ミリタリーにルーツを持つウェアゆえ、フィールドに腰を下ろしたときの地面との相性の良さといったら他の追随を許しません。アクティブな遊びが増えてくる春から夏にかけてピッタリです。ピクニックに出かけて裾の汚れを気にしたりとか、花火を見に行ってコンクリに腰を下ろすのを躊躇するなんてヒップにあらず。ミリタリーらしさを決して損なわないように、丁寧に灰汁を掬って仕上げた〈ヤエカ〉の絶妙なアレンジは、無骨な魅力とデイリーウェアとしての快適な着心地を両立してくれたので、この一本の汎用性は海より広い。というとさすがに言い過ぎですが、おすすめです。今年はルーズに穿きましょう。
左から、¥26,000、¥19,000。¥16,000 すべて+TAX

YAECA APARTMENT STORE 03-5708-5586

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01
BARACUTA for SHIPS
バラクータの「G40」
シップス40周年モデルが再登場。 昨年、ミウラ & サンズの時代から数えて設立40周年を迎えたシップス。このタイミングに合わせて発売されたアニバーサリーアイテムは、シップスらしい国内外のスタンダードなものをいまの気分に合わせてアップデート。このとき注目を集めたのは〈バラクータ〉のブルゾン。品番を「G40」として新たに登録するなど、シップスの力の入れ方が伝わってきました。今回、1年ぶりに「G40」が発売されています。特徴は、「G9」のデザインをベースにしているところにあります。ドッグイヤーカラーと呼ばれる襟もとのストラップ、前身頃についた斜めのフラップポケット、裾のリブなど、「G9」のディテールはそのままに、袖口をリブの仕様ではなく、「G4」に用いられるボタン留めのカフスへとマイナーチェンジ。二つの代表作のいいところを合わせたようなデザインが「G40」の魅力です。素材には、エジプト綿から10パーセント程度しか取れないフィンクスコットンを使用。少し光沢感のあるオフホワイトの色味が新鮮です。ぜひ一度、店頭で羽織ってみることをおすすめしたいブルゾンです。
¥62,000+TAX

シップス 渋谷店 03-3496-0481
onlineshop.shipsltd.co.jp

item
02
MIGHTY MAC
マイティーマックのボートパーカ
名店セプティズの別注モデル。 東京・三軒茶屋の大通りから一歩なかに入ったところにあるセレクトショップ、セプティズ。決して広いとは言えないスペースに、メンズの定番と言われるブランドの商品が所狭しと並んでいます。〈バラクータ〉のG9、〈セロ〉のボタンダウンシャツ、〈リーバイス〉のデッドストックのジーンズ、〈ニューバランス〉のスニーカー……、インターネットを眺めているだけでは味わえない、宝物を見つけるような店内は少しマニアックなファッション好きのこころを捉えてやみません。今回、セプティズが別注した〈マイティーマック〉のボートパーカを紹介します。特徴はマドラス風の格子柄の生地を使ったところにあり、これからの季節、気兼ねなく使える便利なアイテムです。生地はコットン素材のため、洗うたびにくたっとした独特の表情に変化していくそう。〈マイティーマック〉ならではのT字型のスライダーや肩についたDリングなど、オリジナルのディテールは残しつつ、大胆にアレンジを加えた一着に仕上がっています。3月上旬発売予定。
¥32,000+TAX

セプティズ 03-5481-8651
septis.co.jp

item
03
Brooks Brothers
ブルックス ブラザーズのスポーツシャツ
くすんだチェックの色が新鮮。 今年、ブランドの顔と言える、オックスフォード地のボタンダウンシャツをリニューアルしたことで話題の〈ブルックス ブラザーズ〉。2016年春夏シーズンは、アメリカ人の画家デイビッド・ホックニーの絵画からインスピレーションを得たコレクションを展開しています。そのなかからマドラス風のチェックを使ったスポーツシャツをピックアップ。少しくすんだチェックの色の組み合わせが新鮮で、これまでのスポーツシャツにないシックな雰囲気に仕上がっています。ボタンダウンの仕様で、ジーンズやチノパンツとの相性は抜群。素材には、超長綿であるスーピマコットンを使っているため、肌触りも心地いい。さらに、ノンアイロンの加工を施しているので、洗濯後もしわになりづらいようにしてあります。フォルムは、従来のスリムフィットにあたるリージェントフィット。これから夏にかけて間違いなく活躍する一枚です。
¥13,000+TAX

ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-185-718
www.brooksbrothers.co.jp

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04
RAF SIMONS
ラフ シモンズのスウェットシャツ
「ISOLATED HEROES」のコレクション。 ラフ・シモンズがブランドを立ち上げて間もない1999年に作った1,000部の写真集『ISOLATED HEROES』を知っていますか? ストリートで声をかけた少年たちを被写体に、イギリス人フォトグラファーのデヴィッド・シムズが撮影した写真は、〈ラフ シモンズ〉のクリエーションの原点を物語るようでもあり、以前からこのブランドが好きな人には忘れられません。今年の春、メインコレクションとは別に、「ISOLATED HEROES CAPSULE COLLECTION」が登場しました。写真集から抜粋したビジュアルを用い、モッズコート、ノースリーブのパーカ、スウェットシャツ、Tシャツ、バッグを展開。とくにスウェットシャツは、黒のボディにプリントされたモノクロの写真が印象的で、どのようなスタイルにも取り入れやすい仕上がり。フォルムは、ややゆったりとしたスタンダードなサイズ感。カプセルコレクションのため、早めのチェックをおすすめします。
¥69,500+TAX

エリミネイター 03-3464-8144
www.eliminator.co.jp