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今、注目しているアーティストはMISS BUGS。それ以外は興味ないね。

ーロンドンのストリートアートシーンで話題になっているバンクシー vs ロボのバトルはどういう展開を見せていますか?

EINE:ロボは英国グラフィティシーンのレジェンド的存在なんだ。ロンドンで初期から活動していることもあるけど、身長が2メートルくらいある大男で、誰もが手を出せない感じ。銀行強盗で捕まったりしていて、まさにリアルギャングスタなんだ。そんな彼の作品にバンクシーがペイントオーバーしたとかしてないとかで、ビーフが始まったみたいなんだ。僕はそのビーフに関しては蚊帳の外だし、あまり気にしていないね。それこそ、詳しい情報も僕の耳に入ってこないしね。

ーそんな英国シーンにおいて注目しているグラフィティアーティストはいますか?

EINE:MISS BUGSかな。写真をコラージュした作品や有名キャラクターをサンプリングしたモノが多いんだけど、すべてがカラフルでスタイリッシュ。しっかりとしたメッセージ性も感じさせてくれるのもイイ。これからも注目していきたいアーティストの1人なのは確か。それ以外の95%はクソだし、興味がないね。

ーこれからの活動を教えて下さい。

EINE:世界中を旅して、その土地でペイントしながら、自由気ままにアート活動は続けていくと思う。自分がこうなりたいとかっていう願望はあまりなくて、ストリートアートで自分の存在を証明するだけで充分。だから、ストリートでペイントして、世界中を旅するといった今の生活を続けていくことができれば幸いだね。

ー最後に日本の人たちにメッセージを!

EINE:クレイジーで、クールな日本にカルチャーショックを受けたよ。また、近い内に帰ってくることができたらいいなと思っているよ。その時は、日本のグラフィティもじっくりと見る予定なので、日本のライターのみんなが最高の作品を描き続けることを願っているよ! I WILL BE BACK!!!

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大阪の友達のお店「クレオパトラ」のシャッターにお得意のアルファベットをペイントスタート。

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下書きが完了し、鮮やかな色を入れていきます。ここからが、EINE劇場の始まり、始まり。

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やっと完成!!。また1つ、新しい都市にEINEの作品が加わりました。こうやって、ストリートアートの文化はストリート上で受け継がれていくのです。

グラフィティを始めたときと同じマインドで描き続けるEINE。さすがに英国のグラフィティシーンの第一線で20年以上活躍してきただけはあるなと。ファッションとも密接に関係性を持つ彼の今後の活動には注目していきたいところです。

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