vol.47
BURBERRY BLACK LABEL Special
バーバリー・ブラックレーベルのアビエータージャケット。
今季の大注目アイテムをスタイリスト望月唯が語る。
2010年秋冬の〈バーバリー・ブラックレーベル〉を象徴するアイテム「アビエータージャケット」。今シーズンのトレンドでもあるミリタリーテイストを取り入れるのにぴったりな本アイテムの魅力を、人気スタイリスト望月唯さんが語ってくださいました。そして見逃せないのが、こちらのアビエータージャケットを使った望月氏おすすめのスタイリング。今すぐ参考になるおすすめの着こなしは必見です!
バランスが良いジャケットなんじゃないかと思います。
シアリングアビエータージャケット ¥168,000
「ミリタリー」がテーマの今季の〈バーバリー・ブラックレーベル〉を象徴するアイテムがこちら。ウォッシュドラムレザーを使用しており、柔らかな風合いと着心地が特徴です。シアリング加工も施されて保温性もばっちり。
ーこちらが〈バーバリー・ブラックレーベル〉の今季一押しアイテム、アビエータージャケットです。
望月唯氏(以下、望月。敬称略):結構細いんですね。身幅が。もっとざっくりしているのかと思った。
ー望月さんは普段、こういったアイテムは着たりします?
望月:最近は車に乗ることが多いのであまり着ていないんですけど、バイクに乗ってた時はよく着ていましたね。
ーやっぱり暖かさは他のアウターに比べて違いますか?
望月:全然違う。やぱり暖かいし。もちろん風通さないし。しいて言うならこういう袖のところが風が入りやすいので中にもう一枚、リブの付いたブルゾンを着たりとか、ナイロンジャケットを着たりとかしてましたね。
ーなるほど。
望月:あとは首まわりが暖かいよね、こういうのは。この中に1枚バンダナとかスカーフを巻けば本当に暖かいから、そういう意味では使い勝手はいいですよね。もともと空軍のイメージが強いから、寒いところでも耐えられるというか、そういう保温性を追求している印象はありますね。
ーミリタリーアイテムの中でも、このタイプのものは合わせやすかったりしますか?
望月:これはちょっと細身だけど、もともとこういうのって大きいじゃないですか。ミリタリーのものって。カーゴパンツとかはもちろん、スキニーデニムでもいけると思うし、割と合わせやすいんじゃないですかね。
ー具体的に、こちらのアビエータージャケットをご覧になっていかがですか?
望月:すごいしっかりしてますよね。あと、細身っていうのがポイントなんじゃないですか。ざくっと着るアイテムを、あえて細く作っているのは今っぽいし。素材がすごい柔らかいから着やすそうです。あとはこのジップがやっぱり可愛いかな。結構インパクトがあるというか。ジップのサイズが10号とか。割と大きめのサイズなんですよ、10号のジップって。大きめのジップで男っぽい雰囲気にするのは今っぽいのかなって思います。
ーそうですね。
望月:僕も服を作るんで、こういう風にしたかったんだろうなっていう作り手側の想いもわかるっていうか。あとはスタイリストとして、今のトレンドっぽいところとかも含めて、最近は両方の立場から見たりするんですけど...。そういう意味でもバランスが良いジャケットなんじゃないかと思います。
ーなるほど。ちなみにルックで使用されていたのが、シャツとデニムに、ブーツというスタイリングです。
望月:こういう着せ方とかを見ると、やっぱり洗練されている感じですよね。シャツとかを上品に合わせるというか...。モダンですよね。
プロフィール
望月唯 (Tadashi Mochizuki)
スタイリスト。1994年独立。ファッション誌をはじめ広告や写真集、ミュージシャンのスタイリングなども多数手掛ける。2009年A/Wシーズンより自身のブランド〈HOWL(ハウル)〉を始動。
www.eightpeace.net
Photos_Yuya Wada
大きめのサイズのジップが印象的、とのことでした。
2010A/Wの〈バーバリー・ブラックレーベル〉のルックブックをご覧になる望月氏。
マスキュリンなミリタリーテイストが打ち出された今季の〈バーバリー・ブラックレーベル〉を象徴するルックがこちら。
※写真クリックで拡大。