あの大型古書販売チェーンで調達!?
----販売スペースの内装とかは自分たちでやったんですか?
庄司:いや、ほとんどあるものだけで。
伊賀:あんま新しく買うタイプじゃないもんね。壁がありゃ別に、って感じだもんね。
庄司:まあ、あんな感じで雑然とカオティックに物並べとくと落ち着くし、雰囲気出るからね! その場で並びも考えて。
----いろんな方が参加していますし、そっちの方が雰囲気出ますもんね。ところで、庄司さんと伊賀さんの仲ってどれくらいになるんですか?
庄司:10年くらい?
伊賀:そんなもんかあ。もともと俺が服借りに行ってて、(庄司さんが)〈N. ハリウッド〉のプレスやってたからね。
庄司:そうそう。
伊賀:もちろん仕事で借りに行くんだけど、ビール出してくるから、「ま、いいか」っていただく(笑)。それで、急いで服選んで1時間滞在するうちの59分は雑談して、アシスタントに急かされるっていうね(笑)。
庄司:「庄司君とこ行くと伊賀さん長いから」って、次のリースとの間隔は空けておくっていうのがアシスタントの常になってるんだよね。
伊賀:「それがアシスタントだ」って言ってね(笑)。
----他の参加している方々とも古くからの付き合いなんですか?
庄司:小鳥君は銀杏BOYSのメンバーと一緒に遊んでるときに出会って、箕浦君とかは(原宿の)お店のときから店内に絵とか書いてもらっていて。
----なるほど。ちなみに今回セレクトしているアイテムは新たに買い付けているんですか?
庄司:俺は基本、家に置いてあったのを...。会場がパスザバトンっていうのもあったし、リサイクルってことで、取り立てて外で買ったりはしていないっすね。あとは新しくMIX作ったりかなあ。
伊賀:俺は○○○(某大型古書チェーン)でハンティングしてきた(笑)。あとはTシャツ刷ったりとかかなあ。
----以前のお店を閉めた際の在庫はどうされてるんですか?
庄司:全部俺んちに(笑)。それをちょいちょい出して行こうかなあ、と。
----売れたらそこから随時補充していくんですね?
庄司:そうですねー。
----伊賀さんも同じく?
伊賀:そう、なくなったら例のとこ(笑)。
----(笑)!
伊賀:いやー、でもあるんだよね、良いのがいっぱい。本の中身が100円だろうと1000円だろうと関係ないじゃん、あそこは。本の状態で売ってるわけだから。買う分には安くていいんだけど、「こんな本がこんなところで!」っていうのがあるんだよ。もったいないじゃん。もっと色んな人に読んでもらいたいのがいっぱいあるのよ。状態だけで売るなんてナンセンスだよね。こういうところで売ればさ、そういう機会もあるから。
----じゃあ行きつけの店舗もあるんですか?
伊賀:ない。どこでも面白いのはあるよ、絶対。
庄司:町田店超でかいよ。
伊賀:えー、行ったことない。
庄司:あとさぁ、あそこはちゃんと教育が行き届いてるから、1人が「いらっしゃいあせー!」って言うと、フロアの店員がみんな「いらっしゃいあせー!」って言うんだよね。試しに、大声で「いらっしゃいあせー!」って大声で言ったらみんなかぶせてきたからね(笑)。誰もお客さんいないのに。
伊賀:(笑)。でも、愛情のなさは逆に好きだったりするけどね。物に固執してないからさ、いい意味でね。
色んなものが雑然と陳列されている販売スペース。商品がなくなり次第、随時補充されていくので、タイミングによってはレアな逸品にも出会えるかも。
BOOK担当の伊賀氏は熱心に棚を物色。
庄司氏渾身のMIX CD。今回の復活に合わせての、パスザバトン完全限定販売!