2人が見る、"ゆとり世代"とは?
----さて、話は変わるのですが、庄司さんも伊賀さんも若い世代に対する影響力というのが非常にあるわけですが、そういう今の高校生だったり、いわゆる今の若者をどのように見ていたりするものなんでしょうか?
庄司:俺も伊賀君もあんま参考にならないよね
伊賀:なんないね。
庄司:たまにお店をやってたときとか、お客さんに就職の相談とかされたけど、「え、わかんないよ、就職とかしたことないし!」みたいな感じ。伊賀君はどう見てんの? 今のキッズをさ。
伊賀:どうなんだろうね。でも、過中にいるときってそういうの分からないじゃん。俺らんときなんて、ロストジェネレーションとか勝手に言われてさ、引きで見ると確かにそうかもしれないけど、生きてるこっちは全然楽しいし何もロストしてない。面白いとは思うよ、セカイ系とかtwitterなんちゃらみたいなやつとか。
----ゆとり世代なんてよく言われますもんね。
伊賀:そうそう。そういうので括るのは便利だと思うし、面白いんだけど、でも俺らに言われたら腹立つだろうしね(笑)。実際、俺らもそうだったから。でも、かっこいいやつはいつの時代もかっこいいんだよね。だって、学生運動してたやつらがみんなかっこいいかって言われたら、ヘタレだっていっぱいいたわけじゃん! だから、世代とかあんま、ね。
庄司:まぁ、世代を意識してないかと言われたら意識してないわけじゃないんだけどさー、なんて言うかな、難しいんだよね。
伊賀:結局、俺らんとこに来るやつなんて世代じゃなくて個人じゃん? 「こいつおもしれえなぁ、いくつ?」って訊いて、「おっ、若いじゃん!」ってことだからさ。
庄司:とくに"山ちゃん"なんてね、出会ったときは高校生だったのにね!
伊賀:ねー、面白いよね。
----あのー、"山ちゃん"というのは?
庄司:初期のユースでバイトしてた子で、出会ったときは高校2年生だっけ? よくユースに来てて、家も近所でさ。その子は今立派に成長してるよね。
伊賀:今は俺の知り合いのヘアスタイリストのアシスタントなんだけど、立派な社会人に成長して行くであろう(笑)。
庄司:ねー。
伊賀:そもそも、出会ったとき童貞だったもんね!
庄司:そうそう。
伊賀:挨拶がさ、「ちわっす、俺童貞っす!」みたいな挨拶するんだよ(笑)
----一言目に童貞(笑)
庄司:「リアルおっぱい見たことないの?」ってからかってたよね。
伊賀:「はい! 見たことないっす!」って。そのやりとりを3年くらいやってたよね。「もう街中で言うのやめてください...」って(笑)。
庄司:変わった瞬間は衝撃ですよ! やっぱちょっと寂しかった。「え、おまえまさか...」って訊いたら、「はい、もう済みっす」って。時は止まんないな、と。俺らもまた然り。
伊賀:そう、だから世代とか、あんまない。俺らもきっと同じように思われていただろうし。
----ちなみにこの"山ちゃん話"は山ちゃんに確認なしで掲載OKですかね?
庄司:全然OK
両:おめえに人権なんかねえ!!(息ピッタリ)
----一同爆笑。
伊賀:これまた図らずも出たね、声かぶっちゃった(笑)。
庄司:そういえば、武田鉄也本置いてあったよね?
伊賀:あるある。紛れ込ませておいた(笑)。
10年来の友人同士なだけに、話し始めたら止まらない。思い出話にも花が咲く。
山ちゃんオススメ!?のD.T.本もセレクト。