That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
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Higgins
2011.09.08
こんにちは、ハラダです。
今日は久々にモノのお話します~♪
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アーカイブ&スタイルには、珍しく、ヒギンズの灰皿が入荷しました♪
「マンダリン・ヴァイオレット」です☆
Vintageの世界では有名なヒギンズ・グラスですが、
さくっとご紹介しますね♪
一応、本家のHPもあるので、
そちらを見たい方はここへ→どうぞ、http://www.higginsglass.com/index.php
ヒギンズは、
アメリカのガラス業界のパイオニア的存在で、
本国では「Adventures in Glass]」
(ガラスの冒険者)とも、
呼ばれる、独創的なデザインが人気のガラスメーカーです。
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その歴史は第二次世界大戦後間もない、
1948年、
40歳の夫マイケル・ヒギンズ(1908~1999)と、
36歳の妻フランシス・ヒギンズ(1912~2004)の夫婦二人が住んでいた、
シカゴの小さなアパートの一室を工房として始まりました。
二人の制作の仕方は、非常にオリジナル性に溢れていて、
その特徴的な絵柄だけでなく、
ガラスの間に
着色ガラスを挟み込んで、溶かして色を付けたり、
何層も色の違う薄いガラスを重ねたり、
エナメル塗料での絵付けや、
表面にペイントしたガラスの上にさらにガラスを重ねたりすることで、
ひとつひとつが気泡の入り方も異なったりと、
より希少性の高い作品を生み出しました。
このヒギンズ夫妻の絵画的なガラス・デザインの評判は早くから話題になり、
シカゴのディアボーングラスという、
ガラス会社との提携により、
アッという間に全米に名前が知れ渡って、
国賓を迎えるような席でも使われるほどとなりました。
夫妻が亡くなった、今現在も、
工房自体は現存していますが、
非常に高い技術を要するため、
制作できる職人の名前も全員把握できるほどしかいないそうです。
その為、世の中に出廻っている製品の数が圧倒的に少なく、
中でも古い時代に作られている作品には、
小さな工房特有の温かみがある事でも人気を集めています。
また、さらに希少性の高い実験的に作られたシリーズなどは、
富裕層の間でコレクトすることがステータスにもなっているほどだそうです。
その価格は、今も、1ガラス食器というよりは、
ハイクオリティな美術品として取引きされています。
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また、アメリカの巨大ガラスメーカーである、Pyrex(パイレックス)の、
製造元であるコーニング社の博物館には、
ヒギンズの作品が展示されており、
ガラス業界でも長く尊敬されていることがわかります。
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今回、入荷した「マンダリン・ヴァイオレット」は、
ヒギンズの金彩サインから、
1957年から1965年の作品であることが推測できます。
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欠けや傷もなく、非常にきれいなコンディションです。
気になる方はお店までお問い合わせくださいね♪
以下毎度のハラダのゆるゆる日常です。
まずは、今日のスタイルです。
久々にちょっと80sスポーツっぽくゆるくしたくて、
ネオン系のカラーを挟んで、合わせました。
靴下が津森千里で、ウェストに巻いたマジックテープベストは、
starstylingというブランドのモノ、あとはレギュラー古着です。
上に来たパステルブルーの針抜きリヴF/Zスウェットだけヴィンテージです。
最近はあんまりこれ着たいな~と思う服がないのですが、
この秋はプレッピー系が来ているみたいなので、
紺ブレでもパーフェクトサイズがあれば購入しよっかな?と、
思っています。
↓これが前回ハラダがブログで書いていた、
明治の牛乳です♪うまいです♪ついでにプロピオヨーグルトドリンクも、
瓶で配達してもらっています~♪
あと、最近、気に入ってよく飲んでる、
ローズヒップティーです。生活の木のなんですが、
ストロベリーフレーバーがとくに大好きです。
ローズヒップの酸っぱさが苦手な女子におススメですよ。
ともだちに、貸してもらったYUKIちゃんの新しいアルバム。
朝、出勤前とか、台所でよく聴いています。
彼女の声は心地よくてハラダはかなり好きですね~。ふわふわします。
こちらはちょっと前に衝動買いした、フラボアのブラウス。
アーカイブとお隣さんなので、ついつい、覗くと衝動的に買ってしまいます。
オレンジシャーベットにピンクという、配色にやられました(笑)
ボトムはいまだ何を合わせるか悩み中?です。。。
チノクロス穿いて、赤いエナメルパンプス&三つ折り靴下とか可愛いかも?ですね♪
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こちらも、最近、購入した70s」デッドのリーバイスのコーデュロイパンツ。
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もちろん、我がアーカイブ&スタイルにて購入っす(笑)
23・5インチしかも、ボーイズなんで、かなりのミニマム感ですが、
穿けたんで購入しました。
お尻って悠長にしてるとすぐ下がってくるんで(苦笑)
これは、自分のヒップに危険信号を送るための戒めパンツです(笑)
これ穿いて、ワコールのクロスウォーカーばりに近所をすたすた歩いております。
目指せきゅっと上にあがったキュートヒップです!!(笑)←40にもなってキュートも何もないんですが。。。。(照)
まぁ、ハラダなりのアンチエイジングとでも申しますか・・・えへへへデス。
そ~いえば、入院中に古着屋の後輩たちから、生まれて初めての←早々もらうモノでもないですが、
千羽鶴をもらいました。それを部屋の天井から吊って飾っています。
折ってくれた皆様の名前いりなんですが、後輩だけじゃなく、
下北の行きつけのレストランのマスターや、
行きつけの美容室のスタイリストさんや、いろんな人が参加してくれていて、
いやぁ、泣きましたね。随分と時が経ってしましましたが、
皆様、ありがとうございました。
この場を借りまして、特にLamp原宿の上村礼ちゃん、
ヘイト&アシュバリーの加藤貴子ちゃん、ありがとうです。
それでは、皆様、また次回です~~~☆
この先はハラダは、11日、15日と出勤予定です♪
都合が合えば、ご来店おまちしております~~~~☆


こんにちは、吉野と言います。
とてもきれいなガラスでビックリしました。
ヒギンス夫妻の愛と魂が感じられます。
“glass sandwich”と呼ばれる
その手法は想像しただけで
畏敬の念を起こさせるものですよね。
素晴らしい記事で大変
参考になりました。
ありがとうございました。
また遊びに来ますね。