NYに来て思うこと☆
2013.01.07
photo 初沢 亜利
NY生活も、あっという間に1年3ヶ月が経ちました。身体や心が引っ越しに慣れていくのに3ヶ月位はかかったかな。
今は、すっかり自分のペースというものを掴み、お気に入りのお店などもみつけ、無駄に走り回って、くたびるようなことはなくなりました。w
なにしろ世界中から人が集まっている街。地下鉄の隣に座っている人の宗教観も、生活も全く想像がつかない。色んなレベルの人が生きている街。エネルギーも半端ないのです。
そこに住むことは、『日本』というほとんど同じ民族がすんでいる島国で産まれ育った私にとって、すごく必要な気がしていました。
色んな国を旅してきたけれど、まずはNY。ずっと、そんな感覚が 何故かあったのです。
日本は、私にとってとても快適な国。愛する祖国。家族みたいなもの。離れてみて気付けたことは沢山あります。日本の心使いの細やかさ、食の素晴らしさ、清潔さ、職人的な深さ、繊細な芸術的感覚などなど。。
それを持ってない国や人と接してはじめて知ったその素晴らしさ!
今、自分が日本人であることを、とても幸せに思えてます。
ただ、日本にいた時は 日本の悪い部分や習慣というものもよくみえていたし、自分もその中で、流されていたところも多かった気がします。
日本では、みんな、違う服やバックを沢山持っているし、いつもハイヒールを履き、忙しい時間を割いてはエステ、ネイル、ジム、美容院、とメンテナンスもきっちりしていて、本当にきれい☆もちろん 私もおしゃれは大好き!
かわいくすることは、自分の気持ちも上げてくれるし、とても楽しいこと。だけど、お金がすごくかかるのも事実で。お金を使いながら、心のどこかで、この生活をいつまでも続けていくのかなあ。本当に心が満たされる生活って、こういうことなんだろうか。?と、感じている自分がいるのも知っていました。
だけどNYに来てみて、物欲がそんなになくなった!
もちろん、時々は買いに行くけれど。いいバックなんて持っていたら、地下鉄でとられちゃうし、すぐ汚れてぼろぼろになってしまうし、ヒールの靴なんて、よく歩くこの街で、よほどのことがない限りはけないから、歩きやすい靴になる。(たまには履きたいけどね:3)
でも結果、肩の力の抜けた素敵に個性的な人がいっぱい溢れている☆気がします。
いつも、靴やネイルやまつげのことなんて考えていないで、もっと自分の好きなことに夢中になっているから、みんな、人のことなんてそんなに気にしてないから、その人の中身の輝きが、表れているんじゃないかな。
髪の毛が少し、はねてても、目がきらきらしている方がかっこいい☆
そういうところに リアルなかっこよさはあるんじゃないかと、こっちにきてあらためて感じます。かっこいいな、素敵だなあって思える人の溢れている環境にいれるって幸せなこと。これから、もっともっと必要なものを大切にして、ミニマムにシャープに気持ちよく生きれたらいいな、って思います☆