RECORDING, SOUNDS and ENVIRONMENT
オノ セイゲン
空間デザイナー／ミュージシャン
録音エンジニアとして、82年の「坂本龍一／戦場のメリークリスマス」にはじまり、多数のアー ティストのプロジェクトに参加。87年に川久保玲から「洋服が奇麗に見えるような音楽を」という依頼により作曲、制作した『COMME des GARCONS / SEIGEN ONO』ほか多数のアルバムを発表。
Photo by Lieko Shiga
特別講座 IR
2011.09.15
有限会社サイデラ・パラディソ サラウンド戦略推進室主宰
「サイデラ・モーニングセッション #046」
信号処理エンジニアなら、IR（インパルス応答）は当たり前の知識ですが、録音エンジニアやミュージシャン、一般的にはまったくなじみない言葉かもしれませんね。もっと難しい言葉を並べてみましょうか。タイムドメイン、フーリエ変換、インパルス応答など。音や音楽、「いい音」を語るときには、欠かせない裏付けの話を、音の物理に詳しくない方にも理解出来るように工夫しながら解説します。
「MP3圧縮とEQ（イコライジング）ではどちらが音の劣化は大きいの？」音評価の基本である「IR」と音変化の基本メカニズムである「コンボリューション」という2つの概念を中心に、EQやMP3での音の劣化を数値やグラフで確認しながら「いい音の本質」に迫ります。またこれによって「タイムドメイン理論」の本質も理解頂けると思います。当日はタイムドメインのエバンジェリスト、インパルス応答を語らせたら日本一の小脇 宏先生（富士通テン株式会社）をお迎えします。ECLIPSEのフラグシップスピーカーTD712zMk2も試聴頂けます。
電子音楽の中には、「プチ」っというノイズを使用したものがありますが、プチっという音を本当にプチっと再現できるスピーカーは、なかなかありません。ほとんどのスピーカーは、ブチィーとか、プフ〜とか、ブッと変形してしまうのです。そのようなスピーカーではCDの音楽でも、原音通りではなく、変形された音を聴いていることになります。
9月20日（火）9:00-10:30AM 特別講座（90分／無料）
テーマ：【はじめてのコンボリューション〜音の迷信と真実～】
スペシャルゲスト講師：小脇 宏（富士通テン株式会社）
場所：サイデラ・マスタリング （最寄り駅；東京メトロ外苑前、JR原宿）
http://www.saidera.co.jp/paradiso/map.html
参加申し込み：<saraudon009@gmail.com>まで、メールにてお名前／会社（学校）名をお知らせ下さい。オーディオ、音楽関係の編集者、教員、講師の方などを優先します。