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オノ セイゲン空間デザイナー/ミュージシャン録音エンジニアとして、82年の「坂本龍一/戦場のメリークリスマス」にはじまり、多数のアー ティストのプロジェクトに参加。87年に川久保玲から「洋服が奇麗に見えるような音楽を」という依頼により作曲、制作した『COMME des GARCONS / SEIGEN ONO』ほか多数のアルバムを発表。Photo by Lieko Shiga

RECORDING, SOUNDS and ENVIRONMENT

オノ セイゲン
空間デザイナー/ミュージシャン

録音エンジニアとして、82年の「坂本龍一/戦場のメリークリスマス」にはじまり、多数のアー ティストのプロジェクトに参加。87年に川久保玲から「洋服が奇麗に見えるような音楽を」という依頼により作曲、制作した『COMME des GARCONS / SEIGEN ONO』ほか多数のアルバムを発表。

Photo by Lieko Shiga

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Photographer from NYC, マーリン・マリノ

2011.11.26

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December 10. 2011-January 28. 2012

Daughters of the Lonesome Isle

Marlene Marino(マーリン・マリノ)back to TOKYO now.


Artist talk: Saturday, December 10th
16:30- Makoto Taniguchi / 17:30- Marlene Marino
@ 清澄ギャラリーコンプレックス6F


彼女の名前、日本に来るたびに違う。主催者や編集者が確認しないままで、適当にカタカナをふってしまうからだ。正しくは、「マーリン・マリノ」。今回の招待状も間違っていたけど、WEBは来日後に修正してくれたとのこと。本人の発音どおりカタカナにすれば、正しくは、
正:Marlene Marino(マーリン・マリノ)
誤:マリーン・マリーノ、マーレーネ、マレーネ、etc.

ドイツ人が読めばマーレーネだし、スペイン語では(地域によるが)マリーンとも発音するであろう。でも本人の発音を重視しようよ。

2年前にフランスのPURPLE FASHONで「CUBA」の特集は素晴らしかった。

今回は、写真家・荒木経惟のミューズとして知られる「KaoRi」を被写体に撮影。



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++ 以下、SPROUTより+++

Marlene Marino(マーリン・マリノ)

気鋭の女性写真家、Marlene Marino(マーリン・マリノ)は、キューバからアメリカに政治亡命した母と、コロンビア移民である父との間に生まれました。

キューバ。カリブ海と、光り溢れる蒼穹。物質的には貧しくとも、資本主義の魔手が遠く及ばない地上の楽園。映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』や、村上龍のアナウンスから受ける、キューバに対するこうしたイメージは、残念ながら、やや美しき誤解を孕んでいるかもしれません。

彼女が語り、そして写し取るキューバは、カリブ海の大らかさとは対照的に、アメリカとの政治的駆け引きの中で翻弄され、人々が半ばあきらめの境地の中、静かに生を営む、孤立した楽園の知られざる姿です。そんなキューバをテーマに、同世代の女性たちと彼女が生活を共にしながら撮影するプロジェクトが、フランスの雑誌「Purple」の別冊写真集として発売されたことで、彼女の存在は世界が知るところとなりました。

その後もキューバ、コロンビア、日本、イスラエルなど、旅を続けながら撮影された写真の中の女性たちは、皆、彼女たちが生きる場所/時代に根ざす政治性や、パブリック・イメージによる、疎外と自由の間を揺れ動くように、美しく輝いています。

マーリン・マリノにとって、日本では初めてとなる本展では、写真家・荒木経惟のミューズとして知られる「KaoRi」を被写体に撮影した、インティメイトなフォト・ストーリーのオリジナル・ジェラティン・プリントを展示します。

マーリン・マリノ
アメリカ合衆国ヴァージニア州生まれ。ニューヨークで美術と哲学を学び、1999 年フォトグラファーとしてのキャリアをスタート。2009 年に雑誌Purple の別冊写真集Purple Book『Cuba 2009』を発表。Purple Fashion、AnOther Apartamento、DAZED & CONFUSED、Hobo magazine など、国境を越えた数多くの雑誌メディアで活躍している。2012 年、ニューヨークの出版社Rizzoli から写真集が発売予定。