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おつゆちゃんaka OTUYUCHAN不幸の科学執行役員1985年1月生まれのダイナマイトボディ。

おつゆちゃんの日記。

おつゆちゃんaka OTUYUCHAN
不幸の科学執行役員
1985年1月生まれのダイナマイトボディ。

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僕がzineを作らない理由

2013.10.17

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zine、以前はバカみたいに作っていました。
2005年から2007年あたりは三ヶ月の一回のペースで作っていて、無料のzineなので、配りまくった。

zineをやっていた理由はその時代はまだネットが確立まではされてなくて、とにかく自分たちがの表現を
いろんな人たちに知ってもらいたかった。その一心。
だからアクセスしやすいようにもちろん無料。zineを交換するのとか大好きだった。
印刷の感じとかも好きだったな。一枚だけシルクでやってみたり、友達ではキッチンペーパーを使っていたり。。


だが今はどうだ??
zineそのものがアートなフォーマットとして認識されていて、無料のzineなんか見かけないし、むしろ商業性まで帯びてきている。
別にアートでも何でもないだろ、zineって。
ただ表現に手っ取り早くて、名刺代わりみたいなものとしか認識できない。
zineを作っている事が他者と差別化できると思い込んでいるというか、時代の潮流だから仕方ないのか、zineを作っている事が
イケテいるって勘違いしている人が多いと思う。

zineよりもタンブラーとかの方がよっぽど伝わるの早いし、効率的だろ?
印刷方法とかも探求する人は少なく、zineを作るだけで、絵を描いて製本しているだけで満足している人が多いと思う。
プリンターの給紙口に木を入れるみたいなバイブスあったりしたら面白いけどね。

ただそんな人は最近見ません。
そして僕が面白いと思う人もzine離れしてきています。

だって名刺にお金支払うっておかしくね?
自分の表現を他人に見てもらうだけで俺は感謝できる。
インクジェットやレーザープリンタのインクで表現した絵や写真が載った安い紙に商業的価値を見出せって私的な考えでは傲慢です。
ただ希有な才能を持ち合わせて、買いたくなるような絵を描いてzineを作っている人もいるのも事実。
ほんとにかっこいい絵を描いている人には商業的価値を見出せるのだが、zineというフォーマットではなく、もっと一生大切にできるフォーマット
にしてもらいたいというのが本音。

イアンマッケイはzineをコミュニケーションツールとしか思ってなかったはずだ。

それを拡大解釈して、昨今のブームがあるわけだが、それには私はのりたくないと今回のzine's mateに行って思った次第です。