侵入者。 - シックスセンス（シガ アキオ）

　なんだか急に寒すぎる気がする。すでに１０月に入ったが、週末なんか東京の気温は２０℃を下回っていたとも聞くし、これじゃ気持ちも身体もついていけない。昨晩からくしゃみも止まらない。だから今も厚着をして過ごしている。おまけに部屋では厚手の靴下まで履いちゃって。
暑がり＆寒がりっていうノン・エコな体質であるが、気温に過敏なのはわが家が木造なのも少し関係ある。「三匹の子ブタ」であれば二番目くらいに条件は悪いけど、石の家（コンクリート）は昔から好きじゃない。空気の流れない、重くて冷たい感覚が、チョット。子供の頃、親から三階以上は土の氣が来ないから本来人が住む場所でないなどと聞いたので、高層階も、チョット。
けれども木造家屋はやはり暑くて寒くて気密性がない。てことは、どっかにスキマがあるってことだ。そのスキマを狙ってやって来る、スパイがいる。ひとつ言い忘れたがセキュリティの不安もある。しかしどんなに優れた長島さんちのセコムでも、彼ら“黒いスパイ”は平気な顔で侵入してくる。
昨晩、リビングで一人晩酌しながら映画を見ていると、寝室から絶叫にも似た悲鳴が聞こえた。いろんな事件が起こる世の中だから、手元にあった焼酎ビンを時津風親方ばりに振りかざして寝室へ駆け込むと、髪の毛を振り乱してボー然とする奥さんの姿が。
「ゴ、ゴキ・・」
声にならないほど興奮していたが、落ち着いて理由を尋ねると、頭に何かモゾモゾと動く感触で目覚めたのだとか。触れてみるとそいつは顔に移動してきて、驚いて払い落とすと、今度は隣で寝てる息子の顔に飛び移った。なので“かわいがる”（殴り殺す）ワケにもいかず、決死の覚悟で手でツマミ落としたそうである。不幸中の幸いなのはその時、息子は何も知らずに笑っていた。もう少し彼が大きかったら間違いなくトラウマになってただろうに。
さて、蔡さんの誘いでボクもハーフマラソンにエントリーすることにした。平野やライノのみんなも走るそうである。若ければ練習なしでもハーフくらい気合いでいけちゃうもんだ。なので最近ジョグしてるから、と言ってもチョー不安。だけど、、でも、、、いや、走るまえから言い訳はやめとこ。

そーいえばマラソンで世界新記録が出た。２時間４分２６秒って考えられません。

追記：