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遠くの島から。
2009.02.04
たぶん、本籍を沖ノ鳥島に移した話は以前した。その沖ノ鳥島という、小さな小さな島(というか珊瑚でできた岩)の正確な住所というのは、東京都小笠原村沖ノ鳥島一番地(もしくは二番地)だ。つまり、小笠原諸島の島々のひとつに属している。伊豆七島が伊豆の沖合いにありながら東京都であるように、小笠原諸島も同じく東京都である。しかし、沖ノ鳥島はその小笠原ともまったく離れた、もっともっと南西にあって、どちらかといえば九州や沖縄県に属していたほうが、いや、もはや日本じゃないような、そんな場所にある。
日本の経済海域を左右するその大変重要な島(岩)には、もちろん簡単に行くことなどできない。本籍地であるから一度くらい見てみたいものだが、それには国の観測船に乗せてもらう他なさそうだ。
さて、最近ちょっとした用事で戸籍謄本の書類が必要になった。住民票であれば区役所もしくは町の出張所に行って簡単に取って来れるが、戸籍謄本となると本籍地がある役所でなければ貰えない。とーぜん、ボクの場合、それは小笠原村の役場であるから、じゃちょっと取りに行ってくるねとひとっ飛び、ついでにサーフィンでもってそんなわけにはいかない。
その旨を伝えるべく書面と返信用の封筒を同封し小笠原村役場まで郵送する。小笠原まで郵便を運ぶ定期船は一週間に一便だから、そいつが行って帰ってくるまで早くて十日から二週間かかる。だから言わんこっちゃないみたいな顔で奥さんには睨まれるが、縁もゆかりも無い小笠原村の役場の人とのやり取りなんて、なんか素敵じゃない?とうまくごまかしたりして。フイナムのテーマと相まって、スローな感じでいいんじゃないでしょうか。
で、さっき届きました。
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