ハヂメちゃんの独り言。
植村肇
US Director
ひょんな事から17歳で渡英し、19歳から2年間カナダに滞在。帰国後、文化服装学院に入学。新卒で某大手セレクトショップに入社。3ヶ月というスピード退社後、今は亡き原宿の某老舗アメカジショップ勤務。2000年に独立し現在に至る。
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良いトコ取り~
2013.11.26
昨日もお話しましたが、ここ最近の日本の冬の天候は本当に読めません・・・・
寒いんだか、寒くないんだかすらもよく分かりません・・・・!
そんな暖冬気味!?の日本の冬に、丁度良い厚さ具合のP-COATが本日のお題っす~
このFIDELITY社は、良質で質実剛健なアイテムを現在でも
頑なに自国である、アメリカにて生産を行っているブランドで
過去にはUS NAVYにその製品の実力を認められて、アメリカ軍の世界一高いミルスペックを
クリアーした、超ハイクオリティな自社製品を官給していた経緯も持っている
本格派なメーカーとしても有名なんですよね!
個人的には、P-COATのバックグラウンドである
ミリタリーウェアーが持つ、男臭く無骨なテイストを引き出して
着こなしたいと思っているので、UEMURA的お勧めなスタイルとしては
必ず全てのボタンを上までキッチリと留めて着たいと思っています。
このFIDELITY社のP-COATの特筆すべき点は
前にも述べた、US NAVYに官給していた経緯以外にも勿論あります。
それは、超本格派な硬いメーカーであるのにも関わらず
積極的に有名セレクトショップ等の別注を受け入れて
ファッションのエッセンスも取り込んでしまう、その懐の広さにもあります!!!
見て下さい。このスッキリとしてスリムな腕回りや身幅を!
縫製や細かいディテールはミルスペック級のハイレベルを維持したまま
スタイル的には完璧なまでの現代ファッションエッセンスを投入した
まさに良いトコ取りのP-COATに仕上がっていると思います。
本日はミスターパーフェクトの名を欲しいままにしている
FIDELITY社のP-COATのカップリングとして、同じくアメリカ軍で実際に使用されていた
US AIR FORCEの名品、A-10 GLOVEにもスポットを当てたいと思います。。。
遡る事1938年にUS AIR FORCEにより、正式採用されたこのA-10グローブは
従来のパイロットグローブが抱えた多くの欠点をカバーする事に成功した
画期的なグローブでした!
本製品は手首までシッカリと保温出来る、WOOLリブはオリジナルを完全に再現し
またライナーは、本来はキャメルの毛から出来たライニングが施されていたのに対し
手入れのし易く、保温効果が超高いフリースを採用しております。
更に特筆すべきは、このA-10グローブの最高に気持ちが良く
ノンストレスのハメ心地に尽きます。
その秘密は、このグローブの継ぎ目は全て、アウトシームで縫われていて
グローブの内側にはシーム部分が一切ありません!!!
なので指先がシームに干渉せず、超快適にグローブを装着する事が可能なんです。
UEMURA
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