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渡辺俊美TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

水月デスロック

渡辺俊美
TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

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Vol.7 Inter play

2011.11.08

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僕が頻繁に全国各地で行うイベント「INTER PLAY」の話をしましょう。
2005年の冬、下北沢の440(入場無料)で日曜日の昼から夕方まで1人で4時間ぶっ通しでモダン•ジャズを中心に自分の好きな音楽をプレイするだけの内容で始めたのが「INTER PLAY」だ。

それまで深夜のクラブで踊らせるDJプレイではなく、もっと健康的で緩い感じで音楽を楽しむ空間でやりたかったのだ。
僕の選曲した音楽を聴きながらランチを食べる人、お茶をする人、ONEコインのおつまみで酒を飲む人。
各々の楽しみ方で自由な空間が造りたかったし、せっかく休日なので精神的に疲れないリラックスしたイベントにしたかった。
ひとり、カップル、仲間、親子、通りすがりの人等、いつもの夜のイベントには見られない人達が集まった。
僕も「踊らせる」というストレスから解放され純粋にその時に聴きたい音で「楽しむ」というスタイルで友達やお客さんと挨拶を交わしながらビールを片手にプレイした。

回を重ねて行くうちに"ジャズ"という音楽を聴かせるだけではなく、何故好きなのか?どこが好きなのか?どういうところが面白いのか?自分の想いを伝えたくなったのだ。
都内のジャズ喫茶巡りをしていた時"ジャズ"という音楽の醍醐味を知らないとマニアック過ぎて、一般の音楽が好きでも退屈な場所ではないかと感じた。
店側が決して敷居を高くしているのではないのだが変なジャズ喫茶ルールが嫌みなインテリの雰囲気を感じてしまった。
僕は"ジャズ"が好きだし、人間観察も好きだから一人でドキドキしたりワクワクしたが、緊張感が取れず楽しむまでは行かなかった。

そこで考えたのは"ジャズ"の面白さを伝えるには、まずは自分自身が殻を破りカッコをつけないでお客さんに気軽に話す事だと思った。
東北訛りで滑舌も悪い、なおかつ話が決して上手い訳ではないが、"ジャズ"が好きだと言う情熱は伝わるかもしれない!?
自分の思い出話や世間話を交えながら即興で話をして曲ごとにアーティストを紹介していった。
最初のただ選曲して好きな音楽をプレイするスタイルから公開ラジオ的なDJスタイルに変化していった。
そして、イベントの最後の締まり具合が悪いのに気付いた。緩いイベントだがダラダラ終わりたくない。ビシッと終わりたい。
録音された"音"ではなく生の"音"を期待しているのだ感じた。

そこで、足を運んでくれたお客さんに感謝を込めてアコースティック・ライブを演奏するようになった。自分の好きな"ジャズ"と渡辺俊美という"人間"を紹介するイベント「INTER PLAY」はこのようにお客さんに育てられ経験を積んで変化をしながら今の形になった。

今まで行った国内の県は先週の青森、山形、秋田、岩手、そして茨城、新潟、山梨、静岡、愛知、三重、奈良、大阪、神戸、高松、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、沖縄などで、海外はタイのバンコクを中心に5日間で5カ所やった。
やる箱は様々でライブハウス、レストラン、カフェ、蕎麦屋、BAR、倉庫、野外等、どんな場所でも出来た。

「INTER PLAY」はこれからも引き続きやって、どこでも行きますので気軽に誘ってください!
今月は富山、福井、大分、佐賀、福岡、熊本、鹿児島、来月は我が故郷の福島・郡山で行います!

INTER PLAY東北ツアー(山形・新庄、秋田・秋田市、青森・弘前、岩手・遠野、岩手・一関)が紹介されてます!
東北各地元の温かい人達はもちろん、東京から帰郷を兼ねて来た人(弘前、一関)やグループで車で来た人(遠野)で楽しい空間を作れました。
そして、東北の美しい紅葉の山々と心の温かい人達から沢山のパワーを貰いました。ありがとうございました!


渡辺俊美


★厚手のコートはまだ早いので最近は裏地がヒョウ柄のWACKOMARIAのブルゾン着てます!
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★THE ZOOT16の新しいT-SH!!デザインは高木一矢君!サンプルのT-SHボディは着心地がいい片山君の「NOMMOC」にプリントしました。
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