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NITRAID Presents A.N.T.I.

2011.09.22

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というわけで、お次は本作に携わった面々がこの作品に込めた想い伺ってきました。出演者はもちろん、プロデューサーのJF**K氏にも参加いただき、〈ナイトレイド〉が映像作品を通して何を表現しようとしたのか、じっくりと探っていきます。

スケートフィルムというよりも東京ストリートフィルム。
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―まず、前作『RAIDBACK』の手応えはいかがでしたか。

竜人:前作はスケートフィルムでありながら、僕らが目指すべき方向性をストリート全般に伝えることができたという実感はありましたね。巧いだけではなく、直感的な格好良さというか。実際にピストやBMXのライダー、ラッパーの人たちからも反響がありましたからね。

―そのうえで本作『A.N.T.I.』では、どういったことを表現しようとされたのですか

竜人:まずは〈ナイトレイドSB〉に新しいライダーも入ったので、彼らとともに作品作りをしたかったというのがありましたね。あとはストリートにこだわったり、たまにセリフ付きの演技をしてみたり(笑)。

―新しくライダーも加入したことによって、チームとしての厚みも増したように感じます。

竜人:既存のメンバーは大体30オーバーですからね。(清水)葵や(玉野)タツマたちの20代パワーには、かなり刺激を受けましたね。スゲー大胆に攻めていきますから。

―竜人さん自身、スケートシーンを代表する先輩方に育てられてきた感もあるのですが、逆に若手をフックアップする立場になって何か変化はありますか。

竜人:フックアップといっても、ヤベーっと思ったから声をかけているだけで、何を教えるわけでもないですからね。自分の後ろ姿を見て憶えろ、と(笑)。ただ、それが東京ルールだと思うんですよね。

―撮影するうえで大変だったことを教えて下さい。

竜人:ストリートを中心に攻めていったので、すぐおまわりさんが、ね(笑)。身体もあたたまって、モチベーションが上がってきたところで「ピーーーッ!」と笛を吹かれて、キックアウトというのはしょっちゅうありましたね。

―完成品をご覧になっていかがでしたか。

竜人:まだ自分のパートだけしか目を通していないんですけど、僕の味は出ているんじゃないですかね。普段はだらしないけど、やるときゃやっちゃうんだぞ、と。そのギャップが重要ですよね(笑)。

―本作の見所を教えて下さい。

竜人:スケートに限らず、東京のストリートのホットなメンツが大集合していることですね。スケートフィルムと言うよりも東京フィルム。『A.N.T.I.』を観れば、今の東京ストリートを知ることができるんじゃないんですかね。

―これからご覧になる方にメッセージをお願いします。

竜人:なによりも僕の演技に注目です(笑)。それとバックサイドヒールの奇跡のワンメイクも! あれは自分でもビックリしましたからね(笑)。

08nitraid_sb_riders_2011_08_23-9.jpg 竜人
本名は藤井竜太郎。東京生まれ。プロスケートボーダー。〈ナイトレイドSB〉のチームリーダー。2009年には日本人としては初めて〈ナイキ〉から個人名義のシグネチャーシューズをリリースする快挙を達成。自身の地元である千駄木でショップ「BUMBRICH」のディレクションも手がける。
bumbrich.com
dzee.exblog.jp

「僕も一緒に参加させてもらえないですか!」みたいな感じで。
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―今作に出演することになった経緯を教えて下さい。

眞謝大輔(以下眞謝):本作にも登場する兄貴(稲野アキラ)に誘われて〈ナイトレイド〉クルーと知り合って、つるむようになって。
JF**Kさん「今度DVDリリースするから今撮っててさぁ......」
僕「まじっすか!?。いやぁ~実は僕ですね~......、僕も一緒に参加させてもらえないですか!」
みたいな感じです。

―ナイトレイドというブランド、チームに対して、どのようなイメージをお持ちでしたか。

眞謝:日本の首都・東京から、若者の遊び心をクールでスタイリッシュに表現しているブランドだなと。

―撮影するうえで大変だったことを教えて下さい。

眞謝:撮影時期である5、6月中は、どういうわけか関節とか膝の古傷がうずいちゃうんですよね。おかげでモチベーションがなかなか上がりませんでした。それと、同じ時期に撮影が3つも重なってしまい、のんびり過ごす週末が無かったのは悔やまれます(笑)。

―完成品をご覧になった感想を教えて下さい。

眞謝:雰囲気、音楽、乗り方、スタイル、すべてが僕らの表現したかったこと仕上がりになっていますね。〈ナイトレイド〉のおかげで、1つにまとまったかなと。最高にイカした作品です。

―ご自身にとっての今作の見所を教えて下さい。

眞謝:僕ら4人のそれぞれのスタイルに注目してほしいですね。

―これからご覧になる方にメッセージをお願いします。

眞謝:3.11以降僕自身、気分がアガる事が少なかったんですよね。新聞、週刊誌では不安を煽るような地震、原発の記事ばかり。テレビをつければ糞なお偉いさん方の責任のなすりつけあい。違うチャンネルをまわすと被災地の方のつらい現状。

そんななか東北の人に僕らから出来る事は少ないと思う。

でも、東京の僕らがいつまでもへこんでいたら日本が良くなることはないだろうし、現状が良くなる訳でもないですよね。

それなら東京の僕らがいつも通りにスケートしたり、BMXに乗ったりすることで向うの人に少しでも元気付けれたらって思う。アガる理由はなんでもいいと思う。『A.N.T.I.』を見てアガる若者も多いはず。

偉そうな事ばっかりでサーセン。

とりあえずアガれる理由は『A.N.T.I.』にある。これ見てアッパーになって僕らのJAPANを盛り上げましょう! 以上!!

09_DSC_0316.jpg 眞謝大輔
1985年生まれ、沖縄県出身、北千住在住。ニックネームはマジャ。日本が世界に誇るBMXライダー。スポンサーは〈Z.E.N distribution〉、〈WTP〉、〈etnies japan〉、〈M's ranp〉、〈FOX RACING JAPAN〉、〈Ride Hot〉。

BASKETBALL_バスケットボールのポテンシャルを感じてもらいたい。
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―今作に出演することになった経緯を教えて下さい。

青木:これまで何度か撮影に参加させてもらっていて、いつもと変わらない感じで自然に誘って頂きました。

―ナイトレイドというブランド、チームに対して、どのようなイメージをお持ちでしたか。

青木:とても斬新なデザインをいつも出していて、凄く最先端なもの。感覚のあるブランドだと思います。

―そのうえで、今回はどういった役割を担い、どういったものを表現しようとしたのか教えて下さい。

青木:僕はプロバスケ選手です。どこでプレイしようと全力を尽くすし、自分がどんな人間か、選手か理解しています。自分らしく振る舞えばいいと、勝つ事以外では何も考えていませんでした。

―撮影するうえで大変だったことを教えて下さい。

青木:炎天下の撮影でコンディションが大変でした。気持ち良かったけど、あの暑さは辛かったですね。

―完成品をご覧になった感想を教えて下さい。

青木:実はまだ見ていないですよね。ただ、以前に「nitrate SB」のDVDを見て、凄く格好良くて。これがバスケだったらと思っていたので、今回は凄く期待しています。

―ご自身にとっての今作の見所を教えて下さい。

青木:色々なステージの選手が集まってプレイをしていて、今回は「勝ち」ということが一番大事にされていた撮影だと思います。自分を表現することと、勝ちを繋げていったチームはどこなのか。そのなかでバスケの質、そしてバスケットボールが本来持っているポテンシャルを感じでもらえたら嬉しいです。

―これからご覧になる方にメッセージをお願いします。

青木:期待だけして見てください!

10_cohey-iPhone-101030-1303.jpg 青木康平
1980年生まれ、福岡県出身。プロバスケットボールプレイヤー。2011-2012シーズンよりbjリーグ・大阪エヴェッサに所属。背番号は11番。
www.cohey.net
www.watchandc.com

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