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TWEED RUN TOKYO 2013 「ツイード・ラン」は何が面白い? 3人の有識者が語り尽くします。 栗野宏文×菊池武夫×中室太輔

2013.10.11

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ツイードを着て、自転車に乗り、集団で走る。言葉にすると「?」な催し「ツイード・ラン・東京」が、初開催となった昨年の好評を受けて、今年も開催されます! では一体、「ツイード・ラン・東京」は何が面白かったのか? 実行委員長を務める㈱ユナイテッドアローズの栗野宏文、昨年はスペシャルゲストとして登場したデザイナーの菊池武夫、そして昨年の参加者の1人である中室太輔(ムロフィス)の3人が、「?」の中身を丁寧に紐解いていきます。

Photo_Hideto Aida
Text_Mikiya Suzuki
Edit_Hiroshi Yamamoto

まずは栗野宏文と菊池武夫、2人の関係性について。

-「ツイード・ラン・トウキョー(TWEED RUN TOKYO)」のお話しを伺う前に、ファッション業界の重鎮である、菊池さんと栗野さんお二人の関係性について教えていただけますか?

栗野: 菊池さんは僕の大先輩というか。僕らがこの業界に入る前からご活躍されていた方ですから。関係性云々というよりも雲の上の存在です。もちろんお互いに以前から顔を知っていますし、共通の知り合いはたくさんいるんですけど、きちんとコミュニケーションを取るようになったのは、実はここ最近なんですよね。

菊池: 僕が海外の展示会に足を運ぶようになってからだから、ここ6、7年かな。海外で顔を合わせる機会が多いですよね。

-お互いの第一印象を伺ってもよろしいですか?

菊池: インテリジェンスがあって、趣味が良い。日本ではなかなかお目にかかれないセンスの持ち主ですね。バイヤーとして世界を舞台に戦えるのも納得できます。さらに文章も書ける。そういったセンスに惹かれて、雑誌でタケオ キクチの特集をしたときに執筆いただいたこともあります。

栗野: 僕の場合は、菊池さんご自身というよりも、40年位前に表参道のお店に訪れたのが、菊池さんの世界に触れた最初と言うべきかな。「ロンドンの空気を持った物作りをしている日本の侍がいる」という噂を聞いて足を運んだんです。まだ僕が学生の頃、1972年くらいかな。そのお店がとにかく格好良くて。

-こうやって一緒に取り組むようになって印象に変化はありましたか?

栗野: 変化というよりよりも、圧倒されますね。今なおパワフルで、とにかくスケールが大きい。

菊池: ツイード・ランのスタッフのなかでは僕が最年長ですからね。だからこそ頑張ってやろうかなと(笑)

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