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TWEED RUN TOKYO 2013 「ツイード・ラン」は何が面白い? 3人の有識者が語り尽くします。 栗野宏文×菊池武夫×中室太輔

2013.10.11

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ツイード・ラン・東京の可能性。そして今後の展望。

-実際に昨年実施、参加されてみて、いかがでしたか?

中室: 楽しいです。本当に。見られる楽しさ、見る楽しさ、走る楽しさ。いろんな楽しさがある。ただ、昨年はどういうわけか僕と小木君(Poggy)だけ途中からハグれてしまって(笑)。今年は迷惑かけないようにしないとな、と。こうやって振り返ってみると、どんなスタイルで望むのか、考えているときも楽しかったですね。ちょっぴり緊張しながら集合場所に行って、みたいな。

-なかなかそういった機会は無いですもんね。栗野さんは実行委員長としていかがでしたか?

栗野: 街の風景が変わる可能性は感じましたね。大袈裟な言い方をすると、1979年にウォークマンが発売されて、人と街がガラリと変わったように。というのも、楽しみ方という部分では、自転車にとっても、洋服にとっても、新しい提案だと思うんです。しかも、自転車もツイードも身近な存在じゃないですか。だからこそ、こういった機会を誰でも気軽に作ることができる。ムーブメントとして発展を遂げれば、街を変えることもできるんじゃないかなと。

-ちなみに自転車とファッションというのはリンクする部分はあるのでしょうか?

菊池: 平坦な街だとハンドルポジションが高くて、それに伴って求められる洋服も変わってきますよね。アムステルダムなんて、まさにそう。そういった街の雰囲気がスタイルとなって出てくるんですよ。

栗野: 街と自転車とファッション、すべてが馴染んでいる都市というのはありますよね。ビジネスマンがスーツで自転車通勤しているのが格好良かったり。東京でもツイード・ランをキッカケに、街と共鳴した自転車スタイルが育ってほしいですね。

-今回のツイード・ランでは、みなさまどんなスタイルで望むのでしょうか?

中室: 去年は"BUSINESS"と文字が入ったハイソックスを履いて行ったんですよ。遊びじゃないぞ! って。今年はどうしましょうかねえ。どこかにヌケは作ろうと思ってはいるんですけど、それは現場のお楽しみということで(笑)

菊池: まだ決めてはいないんですけど、漠然とビジネススタイルで攻めようかと考えています。最年長の僕がビシっと決めて、周りを圧倒してやろうかと(笑)

栗野: クラシカルな素材とはいえ懐古主義でやっているわけではないので、どうやって今の雰囲気を出すか、ですよね。個人的にはエスニックなテイストとツイードの融合を模索中です。

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-参加者のスタイルを目にするだけでも楽しそうですね。それでは最後にツイード・ランの開催に向けて、メッセージをお願いします。

中室: 前回は諸先輩方に緊張したり、ハグれてしまったり。楽しかったにせよ、反省点も多かったので、今回こそ自転車とツイードの良さを伝える気持ちを持って参加したいですね。そして年々、参加者が増えてくれると嬉しいです。

菊池: 一番は自転車とファッションともに楽しむこと。積極的に参加してもらい、体感してもらいたいですね

栗野: 格好良いモノではなく、楽しいモノとして定着させたいですね。ファッションというのはどうしてもクールになり過ぎてしまう傾向がある。そこを自転車というフィジカルな体験とミックスさせることで、双方の良さを知ってもらえたら嬉しいですね。

-最後にツイード・ランの今後の展望を教えてください。

栗野: 実は東京に続いて名古屋での開催も決まりました。"DO IT YOUR TWEED RUN"じゃないですけど、安全で楽しく、そしてファッショナブルに楽しめるイベントなので、どんどん拡がっていってほしいですね。秋はツイード、春はデニム、といった具合に。まだまだいろんな可能性があるんじゃないですか。

Tweed Run Tokyo 2013
日時:10月14日(月・祝) 9時~14時(予定)
9:00 シェアードテラス 外苑いちょう並木に集合
10:00~12:00 東京都内をグループライド
12:30~14:00 ティーパーティー
※荒天の場合、自転車の走行は中止して、別の企画を準備しております。
場所:港区、千代田区、中央区など
スタート地点/シェアードテラス 外苑いちょう並木 港区北青山2-1-15
ゴール地点/銀座三越 中央区銀座4-6-16
参加料:¥5,000 ※参加受付は終了しました
ドレスコード:ジャケット、パンツ、ベスト、アクセサリーなどで、ツイード素材のアイテムを身につけること

Tweed Run Tokyo が掲げる5つのこと
1.自転車の正しい乗り方、マナーをPR
2.自転車ユーザーに交通ルール遵守を訴求
3.東京を、楽しく自転車で走ることができる街として国内外に発信
4.自転車をもっと楽しむために、おしゃれをして走ることを提案
5.ファッションのひとつのジャンルとして確立させ、ファッション産業を活性化

The Tweed Run(ロンドン) 公式サイト
tweedrun.com
Tweed Run Tokyo公式サイト
tweedruntokyo.com

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