CIBONE×ROLLING HOME ファッションとインテリアを地続きに。
2012.06.20
-このプロジェクトが始まって、実際のお客さんの反応ってどうですか?
中塚: 洋服はもちろんですが、クッションなども実際すごく売れていますね。今回一緒に作った空間が、お客さまにもとても楽しんでいただけているのではと思います。多くのお客さまが、立ち止まって長い時間、じっくりと眺めている方が多いですしね。エントランスのショーウィンドーのバティックのコラージュアートもとても印象的ですしね。
-男女比ってどんなものなんでしょう?
中塚: 実際は女性の方が多いんだと思うんですが、男性がすごく目立ちますね。少し前までは、インテリアのお店自体、女性のお客さんが多いというイメージだったと思いますが、「CIBONE」は、オープンした10年前からそうだったんですが、本当に男性のお客さまに多く来ていただいてると思います。男性の方がお一人でいらっしゃって、中には2時間ぐらいゆっくり店内を見ていただいていたりして。
JUN:...僕もその一人ですね。
-おっ、なるほど。さっき、「CIBONE」の印象を聞きそびれてしまいましたが。
JUN:
そうですね。。来るときはいつも、誰かにプレゼントする大切なものを探しに来るという、そういう気持ちで来るんです。ある意味、ここにしかないものってたくさんあると思うので......。
大村:......で、今回もこういう大切なものができたってことでしょ?
JUN:あぁ、そういうことですね(笑)。
-絶妙なフォロー、ありがとうございます(笑)。
大村:
JUNは話に、オチをつけられないんですよー。
JUN:いやいや、そこから持っていこうと思ってましたよ。
-(笑)。でも、このクッション、本当に素敵ですよね。
JUN:
色々なアフリカンバティックを、オランダから仕入れてきて貼り合わせています。実際〈HAGAN〉のものづくりの考え方も、古いモノをカスタムして新しい洋服、価値観を作り上げるというものなので、同様のコンセプトで進めることができました。
中塚:一つ一つ手作りされているものって、表情がまったく違うので、なんだか出会えたときに運命すら感じることってあると思うんです。このクッションも、使っているバティックの組み合わせで、全く違った印象を持ったそんな一期一会のプロダクトになっていると思います。
JUN:こっちは、フレンチワークのシャツを切り取って使ってます。
中塚:こうしたアイテムって、なかなかマスプロダクトではできない作り方ですし、優秀な職人さんを抱えているからこそ、できることですよね。さっきのJUNさんの話じゃないですけど、ここでしか出会えないアイテムですし、そういった出会いって、すごく素敵ですよね。
-このバブーシュも、かなり可愛いと思います。
JUN:
これも、今回のような話を「CIBONE」さんに頂かなかったら、絶対に作ってないプロダクトですね。今までにやったことがなかったし、自分にとってもチャレンジでしたね。で、チームの職人とも試行錯誤して、結果すごくいいものもできたし、、なんかこう、できないものってないのかなって思いましたね。
大村:急に、なんか(笑)。
JUN:いや、ホントに。で、今また別の課題も頂いてますしね。
-なるほど、次の展開もあるんですね。今メンズ、レディース問わず、ファッションだけではなく、ライフスタイル全般をテーマにするようなお店って増えてますしね。
大村:
やはり、衣食住ということになると思うんですよね。そして〈The River〉や〈HAGAN〉のモノ作りにも共通するんですが、長く使える質の高い物を作るということが大事だと思うんです。
中塚:震災の影響もあるのかもしれませんが、今まで以上に「暮らす」ということに対して皆さんすごく大事に捉えてきているなっていう感じはしますね。なので、ご提案する私たちも、そのモノがどんな背景をもっているとか、どんな風に楽しんでもらえるか そんなことをきちんと考えてこれからも「出会い」を感じるモノやコトをたくさんご提案していきたいと思います。
-今回の両者は、流行っているからそうしたアプローチをしているわけではなく、根幹にそうした思いがあるブランド同士なので、すごく自然な取り組みだなと思いました。今回のフェアは6月27日(水)まで。今後の展開にも期待しています!
CIBONE Aoyama
住所:港区北青山2-14-6 青山ベルコモンズ B1
電話:03-3475-8017
営業:11:00~21:00 不定休
http://www.cibone.com/