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OAKLEY CORE キーパーソンに聞いた「オークリー」というブランドについて。

2014.05.13

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PHASE2 Key person Interview デザイナー ピーター・イー
「〈オークリー〉の中枢を担うのは間違いなく彼。」そう紹介されたのは一人のアジア系アメリカ人のデザイナー、ピーター・イー。世界中のアスリートを支えるプロダクトを次々に開発していく、まさに神の手を持つピーターが語る、〈オークリー〉について。
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-どういった経緯で〈オークリー〉に関わることになったんですか?

ピーター・イー(以下ピーター/敬称略): 僕は創設者であるジムが通っていたデザインスクール出身で、卒業制作で学年トップの成績で賞をもらったんだよ。それで、ジムが僕に声をかけてくれて〈オークリー〉に入社したんだ。90年代初頭に彼に直接声をかけられたら、断る人は絶対にいなかったと思うね。

-どうしてそう言い切れるんですか?

ピーター: 彼が掲げる〈オークリー〉のブランド精神もとても魅力的だったし、製品のデザインを自由にできるなんて、デザイナー冥利に尽きるよ。素晴らしい職場に出会って夢のようだった。1年働いてダメだったら辞めたらいいやって思っていたけど、気がついたらもう20年以上働いているよ。仕事に不満はないし、〈オークリー〉での仕事をつまらないなんて思ったことは一度もないね。

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-あなたのデザインはどのようにして生まれてくるのですか?

ピーター: デザインのインスピレーションは、毎日の生活や世界中のありとあらゆるところから得ているよ。 仕事中にアイデアが浮かばなくても、家にいるときや趣味に没頭しているとき、コーヒーを飲んでいるときなど、ふとしたときにヒラメキが生まれるんだ。で、いつも持ち歩いているスケッチブックにアイデアをメモしたり、スケッチを描いたりするようにしているね。他社ブランドも含めてサングラスからアイデアを取り入れることはないよ。サングラス以外のモノからアイデアを得るんだ。僕らは、存在している製品ではなく、まだ世の中に存在していない常に新しいことにチャレンジしているんだから。

-今までで一番印象に残っているデザイン、プロダクトは何ですか?

ピーター: あえて絞るなら「アイジャケット(Eye Jackets)」が印象に残っているよ。「アイジャケット」は自分が初めてデザインしたモデルで、デュアルレンズタイプのテクノロジーを搭載した本当に〈オークリー〉らしいサングラスなんだ。 僕が1年以上かけて生み出した、血と汗と涙の結晶といえる傑作だよ(笑)。〈オークリー〉はルールに縛られず、常識を打ち破るブランドだから普通のモノじゃだめだからね。

-〈オークリー〉はすでに世界中の人々が知っているブランドであり、様々な製品を発表しています。そのような環境下において、あなたの考える"今後のデザインにおいて最も大切なこと"とはなんですか?

ピーター: デザインだったらどんなものでも形にできると自負しているから、何を現実化するかの優先順位を決めるってことが大切なんだ。周りの人は、いろんなアドバイスをくれるけど、僕たちにとって一番大事なのは消費者のためにより良いプロダクトを作ることだから。トップアスリートから一般のユーザーまで使えるものを生み出していくことが大切だと考えているよ。つまり「何をデザインできるか」ではなく「何をデザインしていくのか」をしっかり考察していくことが僕らにとって重要で、ブランドにとって大事なことなんだよ。

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-〈オークリー〉はクレイジーな会社だと聞いていますが、あなたが〈オークリー〉に属して最もクレイジーだった経験を教えてください。

ピーター: 20年以上働いていて、たくさんクレイジーな経験をしてきたけど、ジムが会社のトップにいたときのことかな。当時はよく一緒に出張に行っていて、ある日、いつもみたいに出張の準備をしていたら、突然彼のプライベートジェットの前に連れて行かれたんだ。

ジムは飛行機の中では仕事の話は一切しなくて、到着した場所はラスベガス。なにかの商談かと思ったら、カジノでテーブルを貸し切って僕らにゲームを教えはじめたんだ。そして彼のポケットマネーで僕ら全員に$100をくれたんだ。僕は誰よりも儲けたから、勝ったお金でみんなにアイスクリームをご馳走したよ。みんなで充分楽しんで、行きと同じプライベートジェットで本社に帰ってきたんだ。

ジムはいつも一緒に働いている僕らをねぎらってくれていたんだ。サプライズが好きってのもあるみたいだけど。ジムからチームのメンバーを大切にすること、職場だけでなく、友人、家族も含め周りの人達全員を大切にすることを学んだよ。

PHASE3 Athlete Interview グレッグ・レモンとデビッド・デュバル
〈オークリー〉のプロダクトを身につけ、世界を制したアスリートは数知れない。そんななか、歴史に残る記録を打ち立ててきた2人の名選手に話を伺うことができた。作り手とは異なる、実際にプロダクトを使用するアスリート達の客観的な視点で〈オークリー〉の魅力について伺いました。
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プロロードレーサー グレッグ・レモン。三度のツール・ド・フランス個人総合優勝を達成したほか、1983年、1989年の世界選手権を制したプロロードレーサー。いわば、スポーツアイウェアの先駆者的存在。

-グレッグが現役だった80~90年代と比べ、現在の自転車レースはどのように見えますか?

グレッグ・レモン(以下グレッグ/敬称略): 伝統あるツール・ド・フランスは、ちょうど僕が現役の頃に勢いがついてきたんだ。レース運営はしっかりしていたし、80年代からアメリカの全国ネットワークCBSでも放映されるようになって、近年はますますファンが増加してメディア注目度が高まったりしているよね。現在は数々のルール変更などを経て縛られる一面もあるだろう。個人的には、僕が活躍していた時期が自転車の大きな変革期と重なったことは誇らしいと思っているよ。

-レースで1984年に登場した〈アイシェイド(Eyeshade)〉を愛用していたことが印象に残っています。なぜあのモデルを選んだのですか?

グレッグ: すごく革新的なプロダクトで、機能的にも完璧なスポーツパフォーマンスアイウェアだったからね。 まだ似合うよね(笑)? 今は、さらに軽量になっているし、レンズのクオリティも高くなってる。80年代当時から、〈オークリー〉は、常に先を見据えながら、"今あるもの"を進化させてプロダクトを作っていたんだ。きっと生まれつきジムは先見の明をもっている天才だったんだよ。

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-なるほど。先見の明といえば、当初サングラスをかけ始めた時、周りからの反応はどのようなものだったのでしょう?

グレッグ: ツール・ド・フランスでは選手を含めて多くの人に笑われたし、レース中継のときもコメンテーターにも笑いのネタにされたんだ。でも、多くの選手はアイウェアをかけていなかったから、逆光で視界を奪われて転倒していたんだ。そこで僕が結果を出したもんだから、翌年には多くの選手がサングラスをかけていたけれどね。でも〈オークリー〉以外のサングラスをかけていた選手は、レンズが割れたり、怪我したりしていたよ。僕のチームメイトなんて、別のブランドのサングラスをかけていたんだけど、転倒して鼻を折っていたな(笑)。

-そもそも〈オークリー〉のサングラスをかけるようになったのはなぜですか?

グレッグ: 僕は開拓精神が旺盛なアメリカ人だから、新たなモノやコトにチャレンジする気持ちが他の選手より強かったんだ。〈オークリー〉がこのサングラスを発表してくれたとき、スポンサーという視点ではなく、アイウェア自体のテクノロジーに衝撃を受けたんだ。それから僕が着用するようになって、様々なテストもさせてもらったよ。〈オークリー〉のサングラスはどれも好きだけど、レンズだと特に偏光(ポラライズド)レンズが好きだね。 サングラスはレース時に必要なアイテムであって、ファッションアイテムではなくパフォーマンスを向上させるアイテムとして大切だからね。

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プロゴルファー デビッド・デュバル。1998年、26歳のときに年間4勝を挙げて初のPGAツアー賞金王となった。1999年に入ると、年間開幕戦の「メルセデス選手権」を史上最少ストローク記録(26アンダーパー)で制し、3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」の優勝により、タイガー ウッズを抜いて初の世界ランク1位に輝く。

-デビッドが〈オークリー〉のアイウェアを選んだ理由について教えて下さい。

デビッド: 意外と思うかもしれないけど、ノースカロライナの大学にいたとき、花粉アレルギーでプレーに集中できずに困っていた僕にコーチが勧めてくれたんだ(笑)。当時、コンタクトを付けてプレーしていたけのだけれど、花粉には本当に悩まされていていたんだよ。〈オークリー〉のサングラスはフィットもいいし、眼をすっぽりと覆うレンズが、花粉や風を防止してくれるから視界も良好且つ快適。 しかも、何も調整する必要がなかったからすごく助かったね。きっかけは花粉アレルギーだったけど、結果的に僕はずっと〈オークリー〉のサングラスを愛用してきたんだ。

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-当時、ゴルフ界でサングラスを着用している人はあまりいなかったと聞いています。

デビッド: そうだね。サングラスをかけていることで、ある人には「常識がない、失礼なやつだ」なんて言われたこともあったよ。最初の5年くらいはネガティブなことしか言われなかったけれど、90年代後半になると、サングラスを着用する選手が増えてきて、2000年初頭には多くのプロゴルファーがかけるようになったんだ。

-今ではサングラスを愛用しているプロは約半数を越えるそうですね。それについてどう思われますか?

デビッド: 自分がゴルフプレイヤーで最初にサングラスをかけたと断定はできないけど、サングラスを着用していることを強烈に印象づけたのは僕だったと思うんだ。それは、僕がサングラスをかけたうえでトップクラスの選手になったことが大きな理由の一つだよね。もちろん今でも〈オークリー〉のサングラスをかけているし、軽さやフィット感、レンズの丈夫さなどすべてのクオリティの向上を感じているよ。このかけ心地はアスリートはもちろん、多くの人に革命を与えているに違いないだろうね。

PHASE4 New products
世界初のスポーツパフォーマンスアイウェアと呼ばれる「アイシェイド(Eyeshade)」が 誕生して30年。これを記念して、現在の人気定番スポーツパフォーマンスモデルに80年代当時の「アイシェイド」のカラーリングを施した「スポーツヘリテージコレクション」がリリース。レンズには、特別な表面加工技術のエッチングによるスペシャルロゴが配されています。
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Racing Jacket ¥30,000+税

丸みを帯びたフレームと、エッジの利いたレンズが絶妙にマッチしたスポーティーな印象の「レーシング ジャケット(Racing Jacket)」。最もインパクトの強いデザインですが、レンズの取り替えも可能で様々な天候にも対応する万能モデルです。とくに、自転車用として高い人気を誇ります。
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RadarLock ¥30,000+税

レーダーロック(RadarLock)」は日本が世界に誇る超一流アスリート、メジャーリーガーのイチロー選手が愛用するモデル。シールドレンズは見栄えの良さだけでなく、あらゆる外的要因から眼を守る、極めて高いプロテクト性を備えています。
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Flak Jacket ¥23,000+税

フラック ジャケット(Flak Jacket)」はゴルフ用としての人気が高いのはもちろんですが、非常にシンプルなデザインなので様々なジャンルのアスリート達から指示されています。スポーツサングラス初心者の方にオススメのモデルです。

オークリージャパン
電話:0120-009-146
http://jp.oakley.com/

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